Adrenalin 2019 Editionは機能が盛りだくさん!
Radeon SoftwareがVRなどのリモートプレイ対応と大幅に進化!
2019年01月21日 15時00分更新
最近はドライバーの機能強化が目立っている
PCのハードが所定の性能を発揮するためには、ドライバーの存在が必要不可欠だ。特にビデオカード(GPU)はドライバーの影響が強く、熟成度の足りないドライバーではゲームのパフォーマンスが出ないことも珍しくない。
そのためAMDやNVIDIAはドライバーの最適化に多くのリソースを割いている。注目度の高いゲームが出るたびに新ドライバーが出るのは近年当たり前になった。もちろんゲームが出た後も改善や不具合修正が続けられており、これが2大GPUメーカーの信頼度を支えているといってよい。
特にAMDは以前からドライバーの最適化をアピールし続けてきた経緯がある。特にGCNを採用してからは、ベータ版ドライバの提供も積極的にすすめてきた(AMDによると、ここ1年間はNVIDIAの約1.5倍の頻度でアップデートしているとのこと)経緯があるが、ここ3年ほどはドライバーの機能強化が目立っている。
まず2015末に現行インターフェースのベースになった「Radeon Software Crimson Edition」を発表し、2016年末には録画機能「ReLive」を統合した「Radeon Software Crimson ReLive Edition」を投入。
2017年末に発表された「Radeon Software Adrenalin Edition」では、ゲームプレイ中にドライバーの機能を呼び出すUI「AMD Overlay」を実装、そしてスマホやタブレットなどから一部機能を操作できるアプリ「AMD Link」連携機能を実装。おおよそ1年程度のサイクルでドライバー関係は次世代へ移るサイクルが続いていた。
そして2018年12月13日、新ドライバー「Radeon Software Adrenalin 2019 Edition(以降Adrenalin 2019 Editionと略)」がリリースされた。原稿執筆時点での最新ドライバーのバージョン表記は“Radeon Software 18.12.3”である。すでに概要はASCII.jp(関連記事)に掲載されているが、実際にどの程度使えるのか、どんな使用感なのかをレポートしていきたい。