かゆいところに手が届く
「あると便利」な機能も
AQUOS sense2には、さまざまな独自の便利機能が備わっている。「かんたんモード」は、ホーム画面のアイコンや文字を大きく表示するよう設定できる機能。スマホ初心者にとって便利なのはもちろん、よく使うアプリを1つの画面に表示させておきたい人も活用できる機能だ。
また、筆者が個人的に好きなのが「ClipNow」。ディスプレーの上端をなぞるだけでスクリーンショットが保存できる。片手ではさすがに指が上端まで届かないので、両手を使う必要があるものの、両手で音量ボタンと電源ボタンを同時押しするよりも断然速い。
他にも、自動スクロール機能や、のぞき見を防止する機能などを搭載している。
エントリーモデルとしては上々のパフォーマンス
電池持ちもよし
スペックはCPUがSnapdragon 450、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GBとなっている。OSはAndroid 8.1。OSに関しては、発売日から2年間、最大2回のOSバージョンアップに対応するとのこと。
スマホのパフォーマンスを数値化して評価できる「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを計測してみると、「72586」を記録。その後も複数回計測してみたが、71000以上は常に維持していた。エントリークラスのCPUを搭載するスマホとしては、高スコアとなった。
実際使用していて、動作が鈍くなったり、アプリの挙動が遅くなったりすることはなかった。ゲームや動画編集などを頻繁にするわけでなければ、不満なく使用できるだろう。
電池持ちもまずまず。バッテリー容量は2700mAh。ウェブサイトを見たり、写真を多く撮ったりした日でも、外出中に充電が必要になることはなかった。また、消費電力は前モデルから約4割減少し、1年間使っても電池容量は90%以上を維持するとのことで、長く使用できそうなのも魅力だ。
他には、指紋認証・顔認証の両方に対応し、防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)性能を備えている。おサイフケータイにも対応。
【まとめ】上位モデルにも引けを取らない
機能の充実ぶりでコスパも◎
約1週間使ってみて感じたのは、AQUOS sense2の機能の充実ぶりだ。CPUこそエントリーモデルのものを搭載しているが、IGZOディスプレーやカメラの性能は、ミドルハイクラスのスマホと比較しても遜色ないほどに充実している。現在、docomo withの対象機種であるGalaxy Feelを使っている筆者としては、十分満足できる使い心地だった。
もちろん、もっと大画面で動画やゲームを楽しみたい人や、カメラの画質や機能にとことんこだわりたいという人には、物足りない部分もあるかと思う。個人的にも、夜景の仕上がりやぼかし機能については、わずかに物足りなさを感じるのが正直なところだ。そういった人は、ハイエンドのスマホなど、上位モデルを検討してもいいだろう。
「高性能エントリーモデル」と呼べそうなAQUOS sense2。これからスマホに乗り換える人だけでなく、基本機能さえあれば十分だという人や、こだわりはないけどそれなりにカメラもエンタメも楽しみたいという人にもオススメしたい。価格も3万円台なので、スマホ初心者やライトユーザーの方は、検討してみてはいかがだろうか。
| 「AQUOS sense2 SH-M08」の主なスペック | |
|---|---|
| メーカー | シャープ |
| ディスプレー | 5.5型液晶(18:9) |
| 画面解像度 | 1080×2160 |
| サイズ | 約71×148×9.4mm(最厚部) |
| 重量 | 約155g |
| CPU | Snapdragon 450(オクタコア) |
| 内蔵メモリー | 3GB |
| 内蔵ストレージ | 32GB |
| 外部ストレージ | microSDXC(最大512GB) |
| OS | Android 8.1 |
| VoLTE | ○(HD+) |
| カメラ画素数 | リア:1200万画素(F値2.0) /イン:800万画素 |
| バッテリー容量 | 2700mAh |
| FeliCa/NFC | ○/○ |
| 防水/防塵 | IPX5,8/IP6X |
| 生体認証 | ○(指紋、顔) |
| USB端子 | Type-C |
| カラバリ | シルキーホワイト、ニュアンスブラック、 アッシュイエロー、アーバンブルー |
| 発売時期 | 12月27日 |

この連載の記事
-
第558回
スマホ
手のひらサイズでサッと開く!モトローラ「razr 60」を使って感じた驚きの軽さと操作感 -
第557回
スマホ
「ハッセルブラッドウルトラクリア」で撮る世界に感動! OPPO Find X9シリーズは爆速快適に写真を撮りまくれる -
第556回
スマホ
世界初の「水冷」搭載ゲーミングスマホ「REDMAGIC 11 Pro」を日本上陸前にチェック! -
第555回
スマホ
プロ級撮影 × 超速ゲーム! 「Nubia Z80 Ultra」がもたらすハイスピード革命 -
第554回
スマホ
AI機能も強化のOPPO「Find X9」は特大バッテリーに高画質カメラを搭載! 日本上陸が待ち遠しい! -
第553回
スマホ
「Xiaomi 17 Pro Max」はiPhone 17 Pro Maxのようでサブ画面まで! ケースを付ければゲームも! -
第552回
スマホ
超人気ファンタジードラマとガチコラボの「realme 15 Pro 5G Game of Thrones」レビュー -
第551回
スマホ
Pixelの大画面はどちらが正解? Pixel 10 Pro XLと10 Pro Foldを比較レビュー -
第550回
スマホ
2万円台で11型&90Hzの快適さ! 「OPPO Pad SE」は動画と日常使いに最適な万能ミドルタブだ! -
第549回
スマホ
新生FCNTの“本気”を感じる8万円台ハイエンド「arrows Alpha」がかなりイイ! -
第548回
スマホ
AIスマートグラス対決! HTC「VIVE Eagle」とシャオミ「Xiaomi AI Glasses」を比較した - この連載の一覧へ











