プリンストンのデジギア道 第79回
FreeSync対応! ゲーマーに嬉しい機能と操作感
約4万円で144Hzのゲーミングディスプレー「PTFGFA-27C」を試す
2018年12月26日 11時00分更新
144Hz・FreeSync対応、湾曲型で4万円台
いまおすすめのゲーミングディスプレー
PC本体の最低スペックは、遊びたいゲームのシステム要件に合わせて、ある程度、自動で決まる。一方、ゲーミングディスプレーは選択が難しい。だからこそ、現在の環境からステップアップしたいときや、初めて買うときに、どんなモデルを選べばいいのか迷ってしまう。とはいえ年末年始の長期休みに使うなら、あまり迷ってもいられない。
そこでおすすめしたいのが、プリンストンのゲーミングデバイスブランド「ULTRA PLUS」からリリースされた湾曲型ディスプレー「PTFGFA-27C」。27型(1920×1080ドット)でリフレッシュレート144Hz、「Radeon FreeSync」にも対応とゲーミング用途にぴったりだ。
ゲーミングディスプレーを選ぶときの基準は大きく、「画面サイズ(インチ)」「解像度」「リフレッシュレート」「その他の付加機能」に分けられると思う。
Q:144Hzは60Hzよりなぜ有利?
A:先に相手を見つけられます!
このうち「リフレッシュレート」はゲーミング用や動画制作用のディスプレー選びには重要な視点だ。数字は「1秒間に画面を何回更新するのか」を表しており、動きの滑らかさを示す。スタンダードなノートPCや液晶ディスプレーは60Hzが標準である場合が多い。
60Hzはいわば平均的なリフレッシュレートだから、事務作業やブラウジング、メールなどに使う分には、不便を感じることはない。ただ、FPSやアクションRPGなど激しい動きが発生するコンテンツでは如実に違いが出てくる(ある程度144Hzのディスプレーでプレイした後に60Hzのディスプレーを見ると、より違いがわかる)。
その差、およそ0.01秒という世界だが、その他の条件が同じなら、60Hzのディスプレーより、144Hzのディスプレーで戦ったほうが有利といえる。また単純に、見た目にも動きが滑らかに見えるというメリットもある。
さらに上を求めれば4倍速駆動240Hzというリフレッシュレートを実現している製品もあるが、価格が跳ね上がってしまう上に、240Hzに対応しているタイトルは限られているため、コストパフォーマンスを求めるなら、144Hzのディスプレーは現在最もオススメできるスペックだ。
湾曲型による高い没入感
PTFGFA-27Cのもう1つの特徴が緩やかに湾曲した形状。
高い没入感が得られるだけでなく、物理的に目とディスプレーの両端の距離が数cm短くなる。「たった数cmで意味はあるの?」というところだが、実際に試してみると、確かにわずかな距離の違いで見やすさが変わってくるように感じられる。
感じ方には個人差もあると思うが、シビアな視線移動が求められるFPSでは、この気の利いた仕様が、ときに大きな効果を生むはずだ。
またベゼル幅がおよそ2mmと非常に細いため、2枚や3枚を繋げてのマルチディスプレー環境の構築にも向いている。
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