とくに米国でインパクトの大きな機能だ:
Apple Watch心電図機能を試す 使い方と注意点は
2018年12月18日 09時00分更新
●心臓について教育しはじめたアップル
心臓の周りに多数の電極を貼りつける本格的な心電図とはことなり、体の動きや指先の触れ具合などから大きな影響を受ける点からも、Apple Watch Series 4の心電計機能は簡易的な機器としての活用が前提となっています。
しかしそれでも、日常的な心電図の計測はもちろん、不整脈を察知するには十分といえるでしょう。すべてのApple Watchユーザーが心電図のグラフを読めるようにするというよりは、違和感を感じた際にすぐに記録し、医師に相談したり診察時のデータとして活用できるようにすることが重要となります。
ヘルスケアアプリには非常にていねいな解説も用意されていました。アップルができるだけ多くの人に、心臓に関する知識を持ってほしいと願っていることのあらわれではないでしょうか。
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

この連載の記事
-
第321回
トピックス
10万円前後のMacBook その存在は“ワクワク”か、“退屈”か -
第320回
トピックス
アップル「iPad Pro(M5)」、もはや“Mac代わり”になり得る存在に -
第319回
トピックス
ヘンテコな「iPhone Air」の良さがジワジワ伝わってくる。折りたたみモデルの布石としての設計とは -
第318回
iPhone
アップル「iPhone」「iPad」最も注目すべき4つの新機能 #WWDC25 -
第317回
Apple
アップル初のApple Parkでの開発者イベント、初公開の「Loop Building」とは -
第316回
Apple
「Mac Studio」アップルの多様すぎる接尾語について考える -
第315回
Apple
アップル「Mac Studio」登場で生じる、ラインアップへの疑問 -
第152回
Apple
アップル「MacBook Pro」ポート増加は敗北なのか -
第151回
Apple
iPhone分解アートと、Appleが目指す未来 -
第150回
Apple
アップル新型「MacBook Pro」どの構成で買うべきか -
第149回
iPhone
アップル「iPhone 13」4つの魅力 - この連載の一覧へ











