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柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第78回

タブレット向けアプリのバージョンアップなど使い勝手が大幅に改善

アドビ、Acrobat DCの大きな機能追加を発表

2018年11月06日 17時00分更新

文● 柳谷智宣

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タブレット向けAcrobatアプリが大きく強化「場所やデバイスの制約から解放」

 1つ目の機能強化は「場所やデバイスの制約から解放」として、タブレット向けAcrobatアプリが大きく強化された。従来は最近使用されたファイルのリストが表示されていたが、新しいAcrobatのタブレット版では、「ホーム」タブが追加された。上部には、自分に送られている閲覧・レビュー依頼が表示されている。見逃さずにボールを打ち返せるので、仕事を円滑に進められるようになる。また、最近使用したファイルの一覧はリスト表示に加えて、サムネイル表示にも対応。ファイル名だけではわからない時に、ビジュアルで内容を判断できるようになった。

 PDFの編集をタップすると編集モードに入るが、従来のようにテキスト部分が編集枠で囲まれないようになった。これからは編集したい部分をタッチすることで、編集枠が出る。また、入力済みのテキストを編集するのは簡単だったのだが、新たなテキストを入力するのはタブレットアプリではできなかった。それが、「テキストの挿入」から新規入力できるようになっている。さらに、画像の挿入とサイズ調整などの簡単な編集が可能となった。地味だが、とてもありがたい機能だ。ちなみに、この機能はスマホアプリではオフになっている。端末を検出してあえてオフにしているとのこと。小さい画面で操作するのは難しいから、という理由のようだ。

タブレットアプリが大幅に機能強化された。画面はファイルをサムネイル(グリッド)表示にしたところ

ホーム画面が追加され、共有しているPDFが大きく表示されるようになった

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