スマホ本体を上下逆さに持つのもアリ
猫と遊んでばかりもいられないので、門から出ようとするとトコトコと門の近くギリギリまでやってくる。でも門を出ようとはしない。そこまでが縄張りなんだろうなあ。下からちょろっと顔を出してこっちを気にしてる。
低い位置にいる猫をさっと撮りたいときは縦位置で。上下逆さに持つのである。そうすると「レンズが下側」にくるので簡単により低い位置で撮れるのと、iPhoneを下から支えるんじゃなくて上からぶら下げる形になるので片手持ちの時は手がラクなのだ。これはちょっと腰をかがめるだけでいい感じのアングルになる。
そんな顔されるとなかなか立ち去れないではないか。もうちょっと遊んでほしかったのかなと近寄るとタタタッと後ずさったのでその辺は微妙な猫心、らしい。しょうがないですな。
公園のようにじっくり撮れる場所ではもう遠慮なく這いつくばって狙うべし。ちょっと離れた場所からポートレートモードで背景をぼかしつつ撮影。
ポートレートモードで背景をぼかすのもいいけれども、広角側のレンズでも被写体にぐぐっと近寄れば背景もそれなりにボケてくれる。これは光学的な理由で、ピントを近くにあわせるほど背景のボケが大きくなるのだ。
そんなわけで、最後は病院で診察中のうちの猫。不安そうな顔で飼い主を見てるのが愛らしいのだが、ちょいと歯肉炎っぽいのでかかりつけの獣医さんとこへ連れて行ったのだ。
さて、話はInstagramに戻る。さっきの猫あくび写真、Instagramに上げたときはこうなった。Instagram向けに正方形にトリミング。実は、あとから正方形でトリミングする前提で撮ることもけっこう多い。
そしてアップする時に「#iphonexsで撮影」「#bokeh」ってハッシュタグをつけた。「#bokeh」はアップルがiPhone XSを発表するとき、何度も「bokeh」(ボケのこと。日本の写真用語がそのまま英単語になった)と言ってたので、ポートレートモードで撮ったよって印に「#bokeh」をつけてるのだ。
このように、どのカメラで撮ったかがわかるハッシュタグをつけるのって大事。なぜなら、わたしのようにアップル公式に拾われることもあるから。たぶんそうやって探して、撮った人に連絡を取ったんだと思う。紹介されてる写真を見ると、みな「#iPhoneXS」とか「#ShotoniPhone」とか「#iphonexsで撮影」ってハッシュタグが入っているから。
InstagramはiPhoneに限らず、カメラ名やレンズ名で検索する人多いので、何で撮ったかわかるように付けておくのおすすめですよ。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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