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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第16回

いまは再編過程にあるのではないか:

アップルはiPadとMacをどう変えるのか

2018年10月16日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●ホリデーシーズンに向けて

 ただiPadにしても、このままでは2018年を終えられません。競合が次々に新製品を出しているからです。

 マイクロソフトは8月に、399ドルからという低価格のタブレットPC、Surface Goを発売しました。Surface Proも刷新されています。加えてグーグルも、10月にChromeOSで動作するPixel Slateを発表し、Surface、iPadへのチャレンジを開始しました。

 そうした中、2017年6月以来アップデートがないiPad Proが、このまま年末商戦を戦うことは難しいでしょう。Macについてもエントリーレベルのノートブック、そしてデスクトップ製品の更新なしでは、さらに厳しい結果になることは想像が容易です。

 そのため11月第4週の米国のホリデーシーズンが始まるサンクスギビングの前にiPadとMacの新製品を登場させておかなければならず、意外と時間はないのです。

 たとえば10月最終週、あるいは11月第1週のうちにイベントと新製品の発売を済ませるようなスケジュールを逃すと、やはり年末現状のラインアップで戦うことになりそうです。

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