音の分離がよく、普段使いもイケる
実際に人気のシューター系タイトル「フォートナイト」でテストをしてみた。まず上記のとおり、マイクは大声でしゃべることなく音声を拾えたようで、聞き返されることもなかった。いわゆるヘッドセットについているような大ぶりのマイクではないが、しっかりとその役割を果たしていると言っていいだろう。余談だが、音声通話でもマイクを試してみたところ、屋外でもやり取りに齟齬はなく、相手からも通話に問題なしとのインプレッションをもらった。
音声に関しては、低域が強めに出るのが第一の特徴だ。と言っても高域/中域/低域はいずれもクリアで、よくある重低音を推すイヤホンと異なり、ゲーム中のいろいろな音を聴き取りやすいバランスとなっている。音の広がりはそれほどでもないが、分離がよく、ちゃんと真後ろからの音が聞こえるのは、ゲーム向けとしてポイントが高い。
つまり、シューター系タイトルならどのあたりから攻撃があったかがちゃんと分かるし、爆発音がしていても他の音が埋もれにくいといった具合だ。音は重要な判断材料であるため、ゲーマー向きとプッシュしているのは、上記のような仕様からだろう。
「フォートナイト」以外では、同ジャンルの「PUBG Mobile」とも相性がいいし、リズムゲームもプレイしやすかった。少し気になった部分としては、一般的なモニタリングヘッドフォンなどと比べ、高域にちょっとした歪みがあることが挙げられる。キーンといった感じの高めの音のときは、多少ジャギジャギした印象を受ける場面があった。RPGなどのスマホゲームにはよくあるタイプの音ではあるので、量販店で試聴する際は、音楽を聴くだけでなく実際によく遊ぶスマホゲームでもチェックしておきたい。
上記のように低音は強いが、バランスと分離の具合がいいため、ゲーム中に聴き逃したくない音がちゃんと耳に届くのは好印象だ。またゲームだけでなく、スマホで音楽を聴くときにもいいし、音声通話にも活用できるため、ゲーム以外での出番も見えてくる。価格も7000円前後と、普段使いもするイヤホンと思えばお手頃価格だ。
(提供:キングストンテクノロジー)
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