商業印刷分野にインダストリー 4.0をもたらすHPのデジタル印刷のソリューション
HP、オフセット印刷を超える「HP Indigo 12000 HD デジタル印刷機」などを発表
2018年07月27日 15時10分更新
日本HPは7月26日、デジタル印刷機の新モデルなど、商業印刷分野におけるデジタル印刷の価値・品質を向上させる新たなソリューションを発表した。
これは世界的な印刷機材展示会IGAS2018において発表した製品およびソリューション。「HP Indigo 12000 HD デジタル印刷機」は印刷解像度を従来機の2倍に向上し、オフセット印刷を上回る品質を実現するという。印刷解像度の向上にともなってイメージングシステムも解像度を高めており、最大290LPIという高いスクリーン線数を使用している。
HP Indigo 12000 HD デジタル印刷機には、新スクリーニング技術「HP Indigo HDFM mode」が搭載されている。これはインクのドットをランダムに分布しつつ、ドット配置の正確さを向上させる技術。ロゼットパターンやモアレの発生を抑えることが可能となり、とくにプロフェッショナル写真や結婚式写真、カタログ、ポスター、招待状といった装飾的なテキストを使用するアプリケーションで効果を発揮するとしている。
このほか、メタリックや特色印刷が可能なシルバーやビビッド、蛍光色のインクの新色、ラベル印刷機の新モデルが追加。クラウドアプリケーション「HP PrintOS」では複数サイト・複数台の印刷機の稼働を最適化。同社ではパートナープログラム「「HP Indigo InnoPartner プログラム」を通してデジタル印刷機の需要を創出、印刷業界におけるインダストリー4.0を推進するという。
IGAS2018は7月26日~31日、東京ビッグサイトにて開催。