XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー 第12回
カメラでユーザーを見分ける「Xperia Hello!」はアクティブに人と関わるロボット
2018年07月23日 10時00分更新
多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回は最近大幅にアップデートした「Xperia Hello!」の使いこなし術です。
前回は「Xperia Hello!」のセットアップの流れを解説しました。今回は本製品の基本機能をご紹介します。本製品はちょっと乱暴な言い方をすれば、大型ディスプレーを搭載したスマートスピーカーとして位置づけられます。
本製品の主な機能は、コミュニケーション、見守り、インフォテインメントに分類されます。
Xperia Hello! から、登録しているユーザーに対してLINEメッセージを送信可能です。メッセージ内容は音声で入力できます。なお、LINEアカウントはXperia Hello! に新たにひとつ登録し、そのアカウントを家族で共有することになります。ファミリーアカウントとして利用するわけです
ほかの家族に対して「ビデオ伝言」を残せます。ビデオ伝言を録画しておけば、Xperia Hello! のカメラが対象ユーザーを認識した際に、能動的にお知らせしてくれます。
Xperia Hello!とのトーク画面で機能メニューから「周りを撮影する」をタップすると、周囲380度の写真が撮影され、トーク画面に送られてきます。写真を撮影する際には「写真を撮っていいですか?」と周囲に話しかけるので、家族同士のプライバシーにも配慮されています。
ユーザーを認識すると、交通情報、ニュース、天気予報、リマインダー、メッセージなどを能動的に教えてくれます。もちろんユーザーの必要なタイミングで確認することも可能です。
「YouTubeを見たい」「音楽をかけて」と話しかけるとYouTubeが再生されますが、「YouTubeで[アーティスト名]を再生して」のようにアーティスト名やジャンルを指定することも可能。また「[アーティスト名]の曲でダンスして」とお願いすれば、動画を再生しながらXperia Hello! がダンスをします。
既存のスマートスピーカーに対するXperia Hello!のアドバンテージは、やはりディスプレーとカメラを搭載していること。カメラがユーザーを認識し、ユーザーごとに能動的にメッセージや情報を伝えてくれるので、自然と利用頻度が増えます。
スマートスピーカーは話しかけなければ反応しないので、ついつい置き物になりがちですが、Xperia Hello! は能動的に人と関わるので、スムーズに日々の生活に溶け込んでいくという印象を受けました。
自由にAndroidアプリをインストールできる点も本製品の強み。次回はどのようなアプリをインストールすれば、Xperia Hello! がさらに便利になるかについて解説します。
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