MM総研は6月20日、「国内MVNO市場規模の推移(2018年3月末)」と題した調査結果を発表した。
独立系MVNO事業者がSIMカードを活用して独自の料金プランで提供する独自サービス型SIM(プリペイド契約を含まない)の回線契約数は、前年比33.7%と増加しており、トータル1082.8万回線と、初の1000万超えとなったことが分かったという。
事業者別シェアに見ると楽天が15.0%で初の1位を獲得。しかし、インターネットイニシアティブやNTTコミュニケーションズはMVNEとして数十万規模の回線を提供しており、自社ブランドとしては2位/3位となっているもののMVNE事業を含めたトータルシェアで見た場合、依然として市場における優位性は高いとしている。
MM総研では、今後独自サービス型SIM市場は増加すると見込んでおり、個人向けスマホ用途としての成長スピードは鈍化してもIoT向けの需要拡大が期待されるとしている。