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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第560回

尾曲がり猫との出会い……猫の街、長崎で猫撮影

2018年05月19日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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猫の取っ組み合いがはじまる
注目したのは猫のしっぽの形

 さて、空き地だかかつて駐車場だったかのスペースに首輪をしたきれいなキジトラハチワレを見つけたので写真を撮っていたわけだが(近所のお店の猫が遊びにきているらしい)、その後ろからシロネコがそっと近づいてくる。

キジトラハチワレの後ろからそっと近づくシロネコ。何かが起きる予感(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

キジトラハチワレの後ろからそっと近づくシロネコ。何かが起きる予感(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 お、これは2匹の絡み合う瞬間を撮れるか、としゃがんでモニターを開いて猫目線アングルで待ってたら、後ろをすっと横切っていくではないか。

キジトラは無視して後ろをすすっと歩いて行くシロネコ(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

キジトラは無視して後ろをすすっと歩いて行くシロネコ(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 そしたら、その近く隣でくつろいでたシロクロのハチワレに後ろからダイブ!

飛びかかるシロネコ。びっくりして防御に入るハチワレ! 食い込む爪!(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

飛びかかるシロネコ。びっくりして防御に入るハチワレ! 食い込む爪!(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 なのだが、注目ポイントはそこじゃなくて、シロネコのしっぽ。

 きれいな「鍵しっぽ」なのだ。

 鍵しっぽの猫を何匹も見かけたけど、この猫が一番わかりやすく曲がってたのだった。

これぞ「尾曲がり猫」。右前足が顔面を捉えてるけど、まあそれはそれとして(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

これぞ「尾曲がり猫」。右前足が顔面を捉えてるけど、まあそれはそれとして(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 長崎では「尾曲がり猫」と呼んでいるらしい。尾曲がり猫が多いので有名で、それにちなんだお菓子や雑貨も豊富で、猫好きにはたまらんのである。

 さて猫たちはといえば遊んだあとは日陰でへちゃっ。

 暑い日はこうなっちゃうよねえ。

暑い日に遊び疲れたらこうなります。こんな風にへちゃっとしてる猫の姿もまたよし(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

暑い日に遊び疲れたらこうなります。こんな風にへちゃっとしてる猫の姿もまたよし(2018年5月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 と、いう感じで、猫と遊んでるとあっという間に時間がたつ長崎なのであった。

 この調子だとヤバいですな。観光地を訪れることなく1日が終わってしまう。このあともいろいろと猫に出会っているのだ。それは次回に。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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