主な格安SIM事業者の解約締切日や解約方法
ここで主な格安SIM事業者の解約の取り扱いをまとめてみた。
基本的に大きな違いはないが、差があるのは手数料の仕組みの違いのほか、解約手続きがウェブサイトではなくコールセンターという事業者がある程度だ。
解約のことまで考えて加入するのなら、電話での手続きが苦手という人は「BIGLOBE」や「イオンモバイル」は避けるしかない。
その一方で、窓口で解約したいならイオンモバイルだ。格安SIMの加入は店舗の窓口で行なう機会が増えているものの、解約はウェブサイトのみというのが逆に面倒という人たちもいるはずだ。イオンモバイルの店頭解約は格安SIMのなかでは珍しい。
ただし、これも今後変化する可能性がある。これまで、コールセンターに電話して解約するのみだった楽天モバイルが段階的にウェブサイトへの手続きに移行したことからもユーザー層の変化などによって対応が変わってくる可能性もある。
解約後のSIMを返却する必要がある場合も
ウェブサイトで解約手続きした後、悩ましいのはSIMカードの返却だ。明確に返却不要としているのはmineoやBIGLOBEのAプラン(auネットワーク)程度で、ほかは返却が必要。
それでも、損害金を示して強い姿勢で返却を求めているところもあれば、できれば返送してほしい……と、緩いお願いのところもある。
明確に返却不要ということでなければ、返送したほうがよいだろう。返送方法としては、特に指定していないところや、封筒にSIMカードを入れて送付するように求めている。
通常なら定形封筒と82円切手が必要になるが、もし、返送費用を少しでも節約したいのなら62円で送れるミニレター(郵便書簡)という選択肢がある。
SIMカードを薄い紙片と解釈すれば、小さい封筒と切手が一体化して62円。定形外よりも20円安い上に封筒代も助かる。極限まで格安SIMのコストを削りたい人向きだ。
返却がない場合は損害金を明記しているところでも実際に請求されたという話はきかないが、それでも、郵便事故で不着の場合の対策として追跡が必要という人もいる。
その場合は164円のクリックポスト、定形郵便やミニレターに160円追加の特定記録のオプションを追加するなどの方法がある。
解約できるからもっと気軽に試してほしい格安SIM
解約が手軽な点をまとめてみたが、言いたいのは解約が手軽だからこそ、もっと気軽に試してほしいということ。
特にデータ回線はやめるのが簡単。今は使っていないスマートフォンや、タブレット、モバイルルーターに挿入して、つながっていることの便利さを実感してみてほしい。
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