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15.6型ノートPC「LEVEL-15FX078-i7-LNSS」を自宅でじっくり使った

デスクトップ無理なんで、税別9万円台ゲーミングノートにしたら快適に

2018年05月25日 11時00分更新

文● 八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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基本フルHDで快適に遊べる
ベンチマークで性能をチェック

 ゲーミングノートパソコンで一番気になるのは、やはり性能。そこで、各種ベンチマークを計測してLEVEL-15FX078-i7-LNSSの性能をチェックしてみた。

 LEVEL-15FX078-i7-LNSSの主なスペックは、Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050、8GBメモリー、240GB SSDという構成。ゲームを遊ぶうえで最低限必要かなと感じる8GBメモリーをしっかり搭載しているほか、SSDを採用しているのもポイントだ。

 まずは、パソコンの総合性能を測る「PCMakr 8」「PCMark 10」をチェック。PCMark 8 Home Acceleratedが3839、PCMark 10が4182という結果に。PCMark 10のコンテンツ制作における性能を示す「Digital Content Creation」は4301と快適さの目安となる5000にわずかに届かなかったものの、軽めの写真編集などであれば難なくこなしてくれるだろう。なお、基本性能を示す「Essentials」が7383、ビジネスアプリの性能を示す「Productivity」が6252と高めのスコアだったので、Officeを使った作業やウェブブラウジング、動画閲覧といった普段の作業はまったく問題ない。

PCMark 8 Home Acceleratedの結果

PCMark 10の結果

 CPU性能は、CGのレンダリング性能から独自のスコアを算出する「CINEBENCH R15」で計測。CPUが727cbという結果だった。さすがにCore i7-7700HQは4コア/8スレッドで、ターボ・ブースト時の最大クロックが3.8GHzというだけある。以前計測したデュアルコアのCore i7-7500Uを搭載するノートパソコンのスコアが336だったので、あくまで参考程度だが、倍以上スコアーが高かった。

CINEBENCH R15の結果

 ストレージの速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで539.8MB/秒だった。昨今はNVMe対応のM.2接続SSDなども登場しており、めちゃくちゃ速いというわけではないが、それでもHDDよりかは断然に速い。起動やデータの読み込みの遅さによるストレスを感じないのは、うれしいポイントだ。

CrystalDiskMarkの結果

 3D性能を計測する「3DMark」は、Fire Strikeが5683、Sky Diverが16838だった。負荷が重い大作3Dゲームでなければ、フルHDでも快適にこなせそうだ。

Fire Strikeの結果

Sky Diverの結果

  ゲーム系のベンチマークは、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を計測した。

 ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークでは、高品質(ノートPC)、1920×1080ドット、フルスクリーンという設定で9830(非常に快適)だった。ファイナルファンタジーXIVくらいの負荷のMMORPGなどであれば、かなり快適に遊べる。

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークは、ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークと比べても負荷が高めのベンチマーク。標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーンという設定で3162(普通)に。軽量品質に落として再計測したが、4358(普通)と、やや快適までは上がらなかった。とはいえ、10万円台(税別)のゲーミングノートパソコンでFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONくらい負荷が高いゲームが遊べるというのは、うれしいポイントだ。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを標準品質で計測

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを軽量品質で計測

 ベンチマークの結果を総合すると、MMORPGなど負荷の低めのゲームであれば、最高設定で快適にプレーでき、負荷が重い大作ゲームは設定を変更すれば遊べなくもないといった程度だ。実際に最近遊び始めた「レインボーシックス シージ」を実際にプレーしてみたが、テクスチャーの設定が超高だとFPSが60を下回るシーンが多いうえに、テアリングがひどく快適にプレーできるとはいえなかった。しかし、設定を中にして、V-SYNCをオンにすれば問題なくプレーできた。

これからPCゲームを始めたいけど、デスクトップを置く場所がないという人にオススメ

 LEVEL-15FX078-i7-LNSSを実際に使ってみて、ガチでゲームをプレーしたいならともかく、仕事が学校が終わった後にちょっと遊びたい、これからPCゲームを始めるためのエントリーマシンがほしいという人にはぴったりの1台ではないかと感じる。特に1人暮らしで部屋が狭く、ゲームしたいけどデスクトップを置く場所がないという人は、ぜひLEVEL-15FX078-i7-LNSSを検討してみてほしい。

 またパソコン工房では、8万8970円(税別)というさらにリーズナブルなモデル「LEVEL-15FX078-i7-LNFX」も用意されている。こちらは、メモリーは4GBだが、Core i7-7700HQにGeForce GTX 1050(2GB GDDR5)という構成はLEVEL-15FX078-i7-LNSSとおなじ。加えて、ストレージは240GB SSD(M.2接続)となっている。より価格重視でゲーミングノートをゲットしたいという人は、こちらも検討してみてはいかがだろうか。

(提供:ユニットコム)

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