今回紹介するのは、有名アクションRPG「DARK SOULS(ダークソウル)」のような雰囲気を体験できるVRゲーム「In Death」だ。SteamやOculus Storeでもランキングの上位に入るほど、人気が高い作品である。
ステージは中世のお城や砦のような中を進んでいく。序盤だけ見れば「ダークファンタジー」という括りが疑わしいほどに奇麗な風景が広がっている。しかし、進むにつれて雰囲気は一変していく。
チュートリアルは画像付きで非常に丁寧に解説されている。プレイヤーは移動・攻撃ともに弓矢を使う。移動用の矢と攻撃用の矢はボタンが違うので間違わないように気をつけよう。移動はワープでするため、穴を飛び越えたり高い段差を登ったりもできる。
プレイヤーは弓矢だけではなく盾も装備しているので、敵の攻撃を防げる。弓矢で攻撃してくる敵には非常に効果的で、盾を構えるタイミングさえ間違わなければ簡単に無力化できる。ただし、接近戦を仕掛けて来る敵には効き目が薄いので注意しよう。
敵にはさまざまな種類がおり、特性が異なる。弓を持った敵は数こそ少ないが、長距離から攻撃をしかけてくる。いきなり攻撃されることもあるため慎重に進もう。ザコ敵として多く出現するゾンビも、一体だけなら脅威ではないが、数が揃うと非常に厄介なことになる。遠くに見えるうちに対処しておくとあとあと楽だ。調子に乗って敵を処理せずガンガンに進んでいくと、いきなり囲まれたりする。
敵を倒すとアイテムを落とすことがあり、ショップで使えるお金や回復アイテムなどを入手できる。回復アイテムはそれほど多くは落ちたりしないので、それを頼りにゲームを進めるのはやめておこう。
ダメージを追うたびに画面が暗くなっていくのも特徴的だ。HPゲージは表示されているのだが、それを見なくても分かるほどはっきりと暗くなっていく。しかし、画面はどんどん見にくくなっていくのでダメージを受ければ受けるほど難易度は上がる。体力がぎりぎりまで下がると赤くなり、敵が撃つ矢すら見えなくなる。
世界観や壮麗な建造物が魅力で、ダークファンタジー系が好きなプレイヤーにはオススメの作品だ。ただし、武器が弓矢しかなく、戦い方が単調になってしまうのは欠点。ステージ数も多いが、飽きが来るのも早い。雰囲気はいいが、爽快感を求めるユーザーには物足りなくなってしまう。完成度は高いが、ユーザーの好みに大きく左右されるだろう。
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