このページの本文へ

山根博士の海外モバイル通信 第383回

Galaxy S9/S9+にQWERTYキーボードケースは出るのか?

2018年03月06日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 2018年のフラッグシップモデルとなる「Galaxy S9」、「Galaxy S9+」が発表されました。本体に合わせて純正のケースも様々なものが登場しています。今回は新たにハードな利用にも耐えられるアタッシュケースのような外観の「Protective Standing Cover」がラインナップに加わりました。Galaxy S8/S8+にもタフ仕様のケースがありましたが、Galaxy S9/S9+用にはメタル調のデザインでイメージを大きく変えています。

アタッシュケースデザインがかっこいい

 過去のいくつかのGalaxyシリーズに提供されていた、モンブランの純正ケースも今回は登場。革仕上げで高級文具のような外観はビジネスシーンにぴったり。モンブランの製品だけに質感も高く、しかもGalaxy S9/S9+をしっかり保護してくれます。

モンブランのケースは高級感が魅力

 このケースはNFCを内蔵していて、ケースを付けるとGalaxy S9/S9+のテーマがモンブラン仕様のものに自動的に切り替わります。外側だけではなく中身もモンブラン調になるというわけです。

NFC内蔵でテーマも自動的に変わる

 こちらのかわいらしいケースはカカオトークのキャラクターのもの。ケースとスタンドがセットになっています。このケースもNFCが内蔵されていて、ケースを付けるとそのキャラクターの壁紙が自動設定されます。

大人の雰囲気とは一転、かわいらしいキャラクターケース

 充電スタンドから本体をはずすと壁紙に全キャラクターが出てきて「Goodbye!」と表示されるなど、NFC内蔵のケースは様々なアクションを起こすことができます。他のキャラクターのケースもぜひ出してほしいものです。

ケースを付けるだけでアクションを起こすこともできる

 オーソドックスなケースにも新製品が登場しています。「Hyperknit Cover」は布地がやわらかな肌触りのケース。Galaxy S8/S8+に引き続きAlcantara素材のケースも投入されますが、毎日持ち運ぶスマートフォンだけに自然系の素材も好まれるのでしょう。

新たに登場したHyperknit Cover

 さて筆者がもっとも気になる存在が、QWERTYキーボードを備えたキーボードカバー。これまでGalaxy Note5からずっと登場し、キーボード入力派に人気の製品でした。日本語入力に対応していないにもかかわらず筆者もずっと買い続けてきました。しかし今回、Galaxy S9の発表会ではキーボードの展示が見当たりません。

サードパーティーからもカバーが登場。しかしキーボードカバーが見当たらない

 アクセサリー担当者に話を聞くと「キーボードは一定の人気がありましたが、Galaxy S9/S9+用は今回はありません」とのこと。残念ながらQWERTYキーボードカバーはGalaxy Note8用が最後のモノとなってしまったのです。これまで全モデル用のキーボードカバーを買って日本語入力ができるかどうかを試していた筆者ですが、もはやその夢すら叶わないものとなってしまいました。残念無念ですが、これからはモンブランのNFCカバーなど、カバーそのものが楽しめる製品をぜひ強化してほしいと思います。

Galaxy S9/S9+でキーボード入力は夢となってしまった

山根康宏さんのオフィシャルサイト

「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!

 長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!

 「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!

→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む

ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。

→ASCII倶楽部の詳細はこちらから!

カテゴリートップへ

この連載の記事

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ