時代はスマホ主導の世界に移行し、タブレット系のPCやガジェットが流行している。今後とも、手書き文字をデジタルワールドに取り込むガジェットは増えることがあっても減ることのないアイテムだ。
手書きガジェットが大好きな筆者は、アナログのノートはもちろんのこと、1998年にIBMとボールペンの老舗であるCrossが共同発表した「CrossPad」以来、基本的に「手書き」と冠の付くデジタル系ガジェットは、その100%を計画衝動買いしている。
デジタル技術の関わりの大きさによって、手書き系デバイスは、単に紙に従来の筆記具で描いたものをスマホカメラで撮影するだけのものから、iPad ProやSurfaceのように端から端までデジタルでまとめ上げようと考えるモノまでそのバリエーションはさまざまだ。
そんな中で、デジタル化はおおむね他人任せで、自らは普通の紙に筆記する代わりに何度でも使えるLCD系の手書きボードを提供することだけに特化した商品も多い。
昨今では自他ともに認める「Boogie Board」(ブギーボード)がこの手の手書きでナイスでは王様だ。
手帳サイズの手書き電子ボード「LCD電子メモ」
今回紹介する「LCD電子メモ」(LCD Writing Tablet)は秋葉原の裏通りの「あきばお~」の店頭で1500円(税別)で見つけて衝動買いした。
本体カラーはシックなブラックとビビッドなグリーンがあるようだが、筆者の衝動買いは当然ブラック。グリーンカラーなら衝動買いは思いとどまったかもしれない。
同梱物は、本体であるLCD電子メモと日本語取説、付属のスリムなペンの3個。5インチLCDボードと記載されているが実測は4.5インチサイズだ
パッケージの中には、本体であるLCD電子メモと日本語の取説、本体左側面には筆記のためのスリムなペンが付属する。
使い方は従来のBoogie Boardとまったく同じ。付属のペンで描き、中央上部にある消去ボタンを押すことで、すべての筆記跡は一瞬の内に消えてなくなる仕組みだ。
部分消去ではなく全部か消去される仕組みは、一部の例外商品を除きBoogoe Boardと同様だ。
LCD電子メモの実際の外郭サイズは実測で幅78×高さ140mm、そして極めて薄い。片手で持てる一般的な手帳サイズだ。
Boogie Boardの仲間は、今では、標準的な9インチサイズを中心に、小さな4.5インチサイズから大きな22インチクラスまでバリエーションがある
本家Boogie Boardの最小モデルJOT4.5(左)とLCD電子メモの4.5インチ(右)。JOT4.5はバッテリー交換はできないが5万回消去ができるとのこと。筆者もいまだ確かめた人を知らない
LCD電子メモの遠戚にあたる本家Boogie Boardも後続の各社もここ数年、この手のLCDタブレットにはさまざまなサイズを発売しているが、今回ご紹介するLCD電子メモは一番小さな4.5インチサイズだ。
パッケージには5インチと記述されているが、実測はBoogie Boardの最小モデルである「JOT 4.5」と同じ4.5インチ。使用者から見てLCD電子メモの左側面にスライド式でホールドされているスリムな専用筆記ペンは、本体と一緒に持ち歩くには極めて便利である。

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