外観も中身も100点
見るだけと思って店に行ったんだけど、見たらやっぱり欲しくなっちゃって即買いした、コロンビアの「スター・ウォーズ エコーベースジャケット」。1980年に公開された映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でルーク・スカイウォーカーが着ていた防寒具をデザインのベースにして作られたジャケットで、前回お伝えしたとおり、劇中の衣装をかなり忠実に再現しています。
レプリカコスチュームとして相当いいデキのジャケットですが、アウトドアウェアでおなじみのコロンビア製だけあって、見た目だけじゃなく中身も100点。防寒具として完璧です。
ギンギラギンなのです
このジャケットで最も特徴的なのが裏地。なんとギンギラギンなのです。
この裏地はOMNI-HEAT(オムニヒート)というコロンビア独自の保温テクノロジーのひとつで、オムニヒートリフレクティブと呼ばれるもの。金属的に光っているのはそれもそのはず、ナイロン製の裏地にアルミニウムがドット状にプリントされているのです。身体の熱を反射することでウェア内を暖かく保ち、高い透湿性も確保するというスグレモノな素材で、静電気の発生も抑えてくれるしサラサラとした手触りも気持ちいいしで言うことありません。
襟のところにはSTAR WARSのロゴとECHO BASE COLLECTION、LUKE SKYWALKERの文字が描かれたラベルがあります。このジャケットはルークモデルのほか、ハン・ソロモデルとレイア・オーガナモデルの合計3モデルがあるんですが、それぞれ世界で1980着のみの限定販売。1着1着にシリアルナンバーが振られていて、ここにそのナンバーが記されています。ワタシのは1639。だいぶ後ろの方でした。
YouTubeにある公式プロモビデオの中で、「シリアルナンバーを付けようと決めたのはコレクターにとって重要だと思ったから」のようなセリフがあって、ああそうだよねぇと思いました。たんにシリアルナンバーを付けただけでは製造番号になってしまいますけど、分母が書かれてるとリミテッド感が増しますよね。
ラベルのECHO BASEというのは、帝国の逆襲でルークたち反乱同盟軍が氷の惑星ホスに建設したエコー基地のこと。エコーベース・コレクションっていうのはパリ・コレクション的なことですかね。なんて書いてみたものの、そもそもパリ・コレクションがなんなのかよくわかりません。すみません。知ったかぶりました。
パリ・コレクションは新作発表会のことであって、発表された製品自体を指す言葉じゃないのかな。調べてみたけど、どっちとも取れる感じ。英語では正式にはパリ・ファッションウィークって言うと知りましたが、ワタシにはやっぱりオートクチュールだプレタポルテだって話より、米軍のラベルに書かれた物品番号とかミルスペックの方が合ってるみたいです。
ラベルはもうひとつ、左の内側にもあります。
氷の惑星ホスをイメージさせる氷原と雪山、暗い星空をバックに、トーントーンに乗ったルークがシルエットで描かれたラベル。左下には大きくWARMER THAN A TAUNTAUN――トーントーンより暖かい――という文字が入っています。
トーントーンは馬やラクダのように、人や荷物を運ぶ役割をする爬虫類型のクリーチャー。吹雪の中、夜の氷原で倒れていたルークを見つけたハン・ソロが、死んだトーントーンのお腹を切り開いてルークを突っ込んで温めるシーンがあり、この文はそこから来ているのではないかと思います。このラベルは見た目も可愛いし、結構お気に入りのポイントです。
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