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柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第43回

Adobe Document CloudにBoxやDropboxなどのアカウントを追加可能

ビジネスクラウド内のPDFファイルを直接編集・保存してみる

2018年01月24日 12時30分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

提供: アドビ

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本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第43回は、ビジネスクラウド内のPDFファイルを直接編集・保存してみる。

 Acrobat DCでは、Adobe Document Cloudというクラウドストレージを利用できる。PDFファイルを保存し、いつでもどこでも作業できるし、取引先に大容量データを送るのも手間がかからない。しかし、すでに別のクラウドストレージサービスを使っていることもあるだろう。複数のクラウドストレージを同時利用すると、ファイルが分散したり、新旧ファイルが混在したりとミスの原因になりかねない。

 Acrobat DCでは、初期設定でAdobe Document Cloudを利用できるようになっているが、BoxやDropboxといったサービスのアカウントを追加することも可能。PC内のフォルダーと同じように、クラウドストレージ内のファイルにアクセスすることができるのだ。

 シンプルに管理したいなら、ビジネスで利用するクラウドストレージはひとつにまとめるのもありだろう。やはり、オフィスや自宅など、いつでもどこでも最新データで作業できるのはとても便利だし、集中管理なら必要なファイルを探し回る必要もない。もちろん、いちいちダウンロードしたりアップロードする必要はなく、シームレスにファイルを開いて編集し、ダイレクトに保存できる。

ストレージアカウントの追加方法

 アカウントを追加するには、Acrobat DCの「ホーム」タブの「ストレージ」から「アカウントを追加」をクリックする。利用しているクラウドサービスの「追加」をクリックし、そのサービスのアカウントで承認する。対応しているのは、BoxとDropbox、OneDrive、SharePointとなる。

 アカウントを追加すると、「Document Cloud」と同じようにそれらのストレージを切り替えて利用できるようになる。ちなみに、OneDriveの個人用と会社用など、同じサービスでも複数のアカウントを登録することも可能だ。

「ホーム」タブの「ストレージ」→「アカウントを追加」をクリック

追加するアカウントを選ぶ

クラウドストレージのアカウントでログインする

Acrobat DCへのアクセスを許可する

クラウドストレージが追加され、手軽にアクセスできるようになった

 PDFファイルを開くと、普通にAcrobat DCで開き、いつも通りに作業できる。保存すれば、そのクラウドストレージに上書き保存される。ローカルストレージにファイルをダウンロードしないので、ストレージの容量を圧迫しないし、ファイルの分散や混在も防げる。

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