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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第115回

やっと日本語に対応したGoogle謹製キーボード「Gboard」を徹底紹介

2017年10月29日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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キーボードの配置やタイプ、見た目をカスタマイズする

 スマホの画面が大きすぎて片手で操作しにくい、というのであれば配置をどちらかに寄せよう。地球儀アイコンを長押しするとメニューが開いたら、「片手モード」をタップするとキーボードが右側に寄る。左手で操作するなら、「<」をタップして左側に寄せれば良い。四方への矢印アイコンをタップすると元の表示に戻る。

地球儀アイコンを長押しして「片手モード」をタップ

キーボードが右側に寄る

「<」をタップすれば左側に寄る

 キーボードのタイプを変更するなら、地球儀アイコンの長押しメニューから「設定」をタップする。「言語」をタップし、「日本語」をタップするとキーボードレイアウトの選択肢が表示される。標準は「12キー」だが、「QWERTY」を選択すれば、パソコンのキーボードのような配列で入力できる。

 面白いのが「Godan」だ。これはアルファベットでかなを入力するシステムだが、母音の子音が50音順に並んでいる。濁音や半濁音を入力する際は、子音を左右にフリックして入力する。操作には慣れが必要だが、なかなか効率的な設計なので、今後が楽しみだ。

「設定」から「言語」を開く

「日本語」をタップ

キーボードレイアウトを選択する

他のキーボードでも選べる「QWERTY」配列

子音と母音のアルファベットで日本語を入力する「Godan」配列

 「設定」から「テーマ」を開くと、キーボードの外観を変更できる。デフォルトは白配色だが、黒配色にしたり、風景の画像を壁紙のように表示することもできる。なかなか新鮮な見た目になるので、気分に合わせて変えるのもありだ。

「設定」から「テーマの選択」画面を開く

キーボードを黒配色にしてみた

風景画像を選択するとダウンロードされる

キーボードの背景に風景画像が表示された。視認性は問題なし

 以上が、「Gboard」の説明書となる。昨年から公開されているだけあり、アプリの作りはとてもこなれている。動作もきびきびしているし、何より日本語をストレスなく入力できるのがいい。いくら、検索連携やGodanが便利でも、普段使いが面倒だとどうしようもない。その点「Gboard」は間違いなく神アプリ。もちろん無料だし、ブラウザからコピー&ペーストすることが多い人は、一度試してみることをオススメする。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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