このページの本文へ

高密度サーバーのApollo、HCIのSimpliVity 380もGen10モデルを投入

HPE、Xeon-SP搭載「Gen10」サーバーに中小向けなど6機種追加

2017年10月20日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本ヒューレット・パッカード(HPE)は10月19日、「HPE Generation10(Gen10)」サーバーポートフォリオにおいて、最新のXeonスケーラブルプロセッサ(Xeon-SP)を搭載した中堅中小企業向けなどの「HPE ProLiant」サーバー3機種、高密度サーバーの「HPE Apollo」サーバー2機種、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品「HPE SimpliVity」の各製品を発表した。すべて同日より販売を開始している。

2ソケットタワーサーバー「HPE ProLiant ML350 Gen10」

高密度サーバー「Apollo 2000 Gen10 System」

 HPE ProLiantでは、中堅中小企業や拠点向けの1ソケットタワーサーバー「ML110 Gen10」、拠点向けの高性能2ソケットタワーサーバー「ML350 Gen10」、4U/4ソケットで最大112コア/6TBメモリーを搭載するラックマウントサーバー「DL580 Gen10」の各機種が発表された。ML110では5つ、ML350では8つのPCI Express Gen3スロットを備え、Gen10サーバーの特徴であるファームウェアレベルでのセキュリティ保護機能なども実装している。

 高密度サーバーのApolloでは、2UサイズのHPC向け高集約システム「Apollo 2000 Gen10 System」と、ビッグデータやSDS(Software-Defined Storage)用途向けの大容量ストレージ搭載システム「Apollo 4500 Gen10 System」が発表されている。Apollo 2000には、4台の2ソケットサーバー「ProLiant XL170r Gen10」または2台のデュアルGPU搭載サーバー「ProLiant XL190r Gen10」を搭載できる。またApollo 4500では、標準ラック(奥行1075mm)の4Uスペースに、最大60台/600TBのストレージを内蔵でき、2ソケットの「ProLiant XL450 Gen10」サーバーを搭載して使用する。

 HCI製品のSimpliVityでも、新世代となる「SimpliVity 380 Gen10」がリリースされた。今回の発表にあわせて、小規模な仮想化基盤にも対応するエントリーモデル「Extra Small」(有効ストレージ容量3~6TB)の提供も開始する。

 各製品の希望小売価格(税抜、保守/設置費込み)は、ML110 Gen10が23万5000円から、ML350 Gen10が35万1000円から、DL580 Gen10が265万9000円から。またApollo 2000 Gen10は90万9000円から、Apollo 4510 Gen10が175万3000円から。SimpliVity 380 Gen10は、531万7800円から。

カテゴリートップへ

アクセスランキング

  1. 1位

    デジタル

    実は“無謀な挑戦”だったルーター開発 ヤマハネットワーク製品の30年と2025年新製品を振り返る

  2. 2位

    ITトピック

    「全国的に大変な状況になっています」 盛岡のSIerが見た自治体システム標準化のリアル

  3. 3位

    ゲーム

    信長を研究する東大教授、『信長の野望』を30年ぶりにプレイ 「若い頃だったら確実にハマってた」

  4. 4位

    ゲーム

    92歳 vs 95歳が『鉄拳8』でガチ対決!? “ご長寿eスポーツ大会”が海外でも話題に

  5. 5位

    sponsored

    SIer/ネットワーク技術者こそ知ってほしい! 「AV over IP」がもたらすビジネスチャンス

  6. 6位

    デジタル

    ヤマハ、2026年夏にWi-Fi 7対応アクセスポイント投入 スケルトンモデルも追加で「見せたくなる」デザインに

  7. 7位

    TECH

    NTTが日比谷を「光の街」に。次世代通信技術を都市にインストール

  8. 8位

    ITトピック

    セキュリティ人材の課題は人手不足ではなく「スキル不足」/生成AIのRAG導入が進まない背景/日本で強いインフレ悲観、ほか

  9. 9位

    ビジネス・開発

    10年先にいる「将棋界」から学ぶ 強豪将棋AI・水匠チームが語る“人を超えたAI”との向き合い方

  10. 10位

    TECH

    2026年度始動の「サプライチェーンセキュリティ評価制度」 企業セキュリティが“客観評価”される時代に

集計期間:
2025年12月21日~2025年12月27日
  • 角川アスキー総合研究所