IFA 2017レポート 第23回
これだけあれば4K動画撮影も安心!?
400GBのmicroSDカード! サンディスクが世界最大容量の「Ultra microSDXC」を発表
2017年09月05日 18時00分更新
サンディスクは、IFA 2017開催に合わせて記者会見を開催し、microSDカードの新製品として、世界最大容量となる400GBを実現した「SanDisk Ultra microSDXC UHS-I 400GB」を発表した。
「SanDisk Ultra microSDXC UHS-I」は、サンディスクのmicroSDカードの中で、ハイパフォーマンスレンジに位置付けられるシリーズ。
従来までの容量は最大256GBだったが、今回一気に400GBにまで容量が増えた。非常に小さなmicroSDカードで400GBを実現すること自体、かなり驚きだが、どのような技術で400GBの容量を実現しているのか、詳細は未発表。
従来モデル同様に複数のNANDチップを積層することによって実現しているのはおそらく間違いないと思うが、その積層チップが最新の64層3D NANDとなったことで、microSDカードながら400GBの大容量を実現できたものと考えられる。
読み出し最大100MB/secでスマホアプリも高速化!?
アクセス速度は、読み出しが最大100MB/secと、ハイパフォーマンスレンジの製品らしく非常に高速だ。
また、スピードクラス 10(C10)、UHSスピードクラス 1(U1)、アプリケーションパフォーマンスクラス 1(A1)をサポート。A1では、ランダムリードが1500IOPS以上、ランダムライトが500IOPS以上、シーケンシャルアクセス速度が10MB/Sec以上と定められており、スマートフォンに装着した場合にアプリケーションの起動速度などを高速化できるとしている。
このほか、サンディスク独自のAndroid用ストレージ管理アプリ「SanDisk Memory Zone」を利用することで、Androidスマートフォンに装着した場合に最大限の性能が発揮されるように、ストレージ管理がなされるという。
想定される用途としては、スマートフォンへの装着はもちろん、アクションカメラや360度カメラ、動画撮影機能を備えるドローンなどでの高画質4K動画の長時間撮影、microSDカードでストレージを拡張できる最新家庭用ゲーム機などが挙げられている。
米国では8月31日より販売が開始されており、価格は249.99ドル(日本円で約2万7000円)。日本を含むワールドワイドでも順次発売予定とのことだが、現時点では発売時期および価格は未定だ。
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