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Ryzen Threadripperを使うならGIGABYTEのマザー「X399 AORUS Gaming 7」

2017年09月06日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)と愉快なジサトラメンバーたち

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限られた基板スペースに機能テンコ盛りの
ゲーミングマザー「X399 AORUS Gaming 7」

 主なスペックを見ると、PCI Express(3.0) x16×4、PCI Express(2.0) x4×1。メモリーは、DDR4 DIMM×8(DDR4-3600(OC)/3200(OC)/2800(OC)/2667/2400/2133 MHz、ECC対応/最大128GB)、M.2は3基あり、いずれもPCI Express(3.0) x4接続。

 PCI ExpressスロットにサンドイッチされているふたつのM.2は、Type 22110、チップセット下部はType 2280だ。またオンボードインターフェースには、Rivet Networks Killer E2500、IEEE 802.11a/b/g/n/ac+Bluetooth v4.1、SATA3.0×8、USB 3.1×3(Type-A+Type-C)、USB 3.0×10、USB 2.0×4などがある。

 なお、USB 3.1 Type-Cは、大電力をUSBで供給できる規格「USB PD 2.0」に対応し、5V/3A(15W)の電力を転送できるようになっている。

背面インターフェース。オーディオ端子は金メッキ仕様だ

M.2スロットには、GIGABYTE M.2 thermal Guardと呼ばれるヒートシンクが付属している。M.2コントローラーの放熱効率を高めるものとのこと

すべてのM.2スロットに、見た目がカッコイイヒートシンクが搭載されている! だからといって、それを持ってもジサトラハッチはカッコよくならないぞ

 具体的に見ていこう。レイアウトは今時のマザーらしく過密であるが、マザーボード左部と下部に機能が集約されているため、実際に組み上げてみた体感では、通常のATXマザーボードと変わらないものだった。また配線もやりやすく、RGB LED端子は右上と左下にあり、ライトアップしたい場合の配線の自由度も高い。

ファンやRGB LED端子は右上、電源やインターフェースに関わるものは下部といった住み分けになっている

 ただ基板上のプリントが極端に小さく、見にくい部分があったため、慣れているといってもあらかじめマニュアルで各種ピンの位置を確認しておくといいだろう。下部にケーブルが集中するため、ケースデザインによってはケーブルマネージメントでやや苦労する可能性がある。とはいえ、これは最近のあらゆるマザーに言えることなので、さほど気にはならない。

ケーブルの取り付けを楽にするG CONNECTORが付属する。一度使うとその便利さから手放せなくなるアイテムだ

パワースイッチとCMOSクリアスイッチ、リセットスイッチは下部にある。セットアップ時に非常に役に立つ

転送速度10Gb/sを誇る最新のUSB 3.1 Gen.2を装備。オンボードヘッダーも搭載するので、PCケースのフロントアクセスポートと接続すれば、USB 3.1対応ドライブを接続するときや新しいモバイルデバイスを充電するときに便利

 ネットワーク機能は、ゲーマーから絶大な支持を得ているKiller製のE2500コントローラーを採用。無線LANにはIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応のインテル製を搭載している。遅延の少ない、途切れることのないゲーム接続のために、利用可能な最速の接続を自動的に優先するようになっているあたりがすばらしい。

有線LANはKiller製のE2500を採用。IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応のインテル製無線LANも搭載しているのはうれしい

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