M430+Polar Flowで健康管理はパーフェクト
M430は、ランニング中にも確実に操作できるようにタッチパネルではなく、5個のボタンを採用している。左上がバックライト、左下が戻る、右の上下がスクロールで、真ん中は実行ボタンと考えればいい。よく使うのは右の真ん中で、トレーニングのスタートとラップタイムの計測。終了は、左下を長押しする。オートストップ機能があるので、信号で止まったり、インターバル中は自動的に停止、再計測してくれる。
スポーツモードは本体またはアプリから、追加、削除、順番の入れ替えができるだけでなく、スポーツごとに表示項目の種類と数、位置までカスタマイズ可能だ。真ん中のボタンは誤作動防止のためか、やや低めだが、押しにくく感じたので逆に高めにして欲しいと思った。
実際に2週間、M430を使ってみた印象を報告しよう。まず、常時表示されているモノクロ液晶は、コントラストが高く明るい屋外でもかなり見やすい。ジムでおこなわれるプログラムでは、集中力を高めるため照明を落とすことがあり、この場合でもバックライトを点灯させれば容易に画面を確認できた。スポーツ計測をしていない場合でも、心拍数を表示し続けられるのも便利だ。
他のメーカーでは、節電のために画面が自動的に消灯する製品もあった。51gの重量は、睡眠時にも気にならず1日中身につけたままでいられる。専用アプリの1日のアクティビティを円グラフで示す画面では、M430の非装着時間が斜線で表示される。これを見ると軽い罪悪感を覚え、キーボードを打っている時も装着しようと思った。スポーツ測定に使うスポーツプロファイルが100以上用意され、個々に測定中の表示をカスタマイズできるのは非常に便利。例えばスピンニングなら、心拍数と最大心拍数の2つだけを画面を2分割して大きく表示するという使い方もできる。
スリーププラスには、熟睡度の判定があり、睡眠時間と目覚めた時間が表示されるだけでは不明だった、よく眠れたかどうかが分かるようになった。全く運動をしていない日も24時間アクティビティ記録により、日常生活の運動強度が5段階で示され、あとどれぐらいの運動が必要なのかも分かる。欲を言えば24時間の心拍数も記録できると良かった。希望としては、スマート通知はスクロールしてコメント全文を表示できるようにして欲しい。