シロネコは汚れが目立つのが難点
シロネコの難しさはもうひとつある。
それは「汚れが目立つ」こと。白いんだから当然ですわな。
キジトラあたりになると多少汚れても関係ないのだが、白いワイシャツだと余計襟元の汚れが目立つようなもので、シロネコはちょっと汚れると目立つ。
まあ猫って季節で毛が抜け替わるし、マメに毛繕いをするので身体が弱ってない限り、比較的きれいに保っているのだが(清潔好きだといわれるほど)、ときどき汚れた子も。
私は結構好きなのだけど、写真映えはしませんわな。
この猫もきれいなシロネコです。たぶん、シロネコ。ただ汚れてるだけだと思う。
しかも低木の影から出てきてくれなかったのでよけいワイルドな感じに。隙間からぎろっとニラんでる目がたまりません。
個人の感想なんだけど、シロネコって警戒心の強い猫が多い気がする。目立つため、注目されやすいからだろうか。
確かにシロネコがいるとそっちにフォーカスを合わせちゃう。次の写真は手前にチャシロの猫がいるのについ肩越しに後ろのシロネコを狙ってしまったもの。
背景とのコントラストがあるとさらにたまらんことになる。
これ、ちょうど顔の後ろが日陰になってたおかげで夕日を浴びた顔との明暗差がはっきり出て、表情の迫力が増してくれた。
にゃあとちょっと鳴いただけには見えないのがいい。
ちなみにこの猫、さっきの白線の上にいて保護色になってた猫と同じです。
さて最後はシロネコの醍醐味。
シロネコにときどき見られる「オッドアイ」(odd-eyed)。日本語だと「金目銀目」。銀というよりは青系なんだけど。見事なオッドアイの猫写真が残ってたので(たいていこの連載で使っちゃうから)最後にどうぞ。
ちなみにオッドアイって英語だよな、と念のために辞書を引いたら英和辞典や英英辞典に「odd-eyed」や「odd-eyes」の項目、あるいは用例がない。
ググったら和製英語だという声もあり、どっちだろうとさらに調べたら、英語版のWikipediaに「Odd-eyed cat」という項目があり(片方が青い目、もう片方は緑か黄色か茶色い目の猫のことだと書いてあった)、個人的に気になっているところであります。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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