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1年間16万円から、ブラウザ上の定型作業を自動化する「Auto ブラウザ名人 Ver.6」

RPAを安価/手軽に、ユーザックが国産RPAソフト最新版を発売

2017年06月28日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ユーザックシステムは6月28日、Webブラウザによる業務アプリケーション操作を記録/自動化するRPA(ロボティック プロセス オートメーション)パッケージソフトウェアの最新版「Auto ブラウザ名人 Ver.6」を発売した。新版では、よく利用する操作のスクリプト再利用(部品化)に対応したほか、年単位ライセンスも選択可能にしたことで、短期間の業務に対するRPA導入も容易にしている。

「Auto ブラウザ名人 Ver.6」のスクリプト編集画面

 ユーザックシステムは1971年設立のSIベンダー。流通業界のシステム構築を多く手がけ、1986年からはそこで培った受発注/物流/帳票業務に関するノウハウをベースに開発した「伝発名人」などのパッケージソフトウェア(名人シリーズ)も販売している。日本の流通業界で必要とされる、取引先ごとの個別対応(独自形式の伝票、FAX/Web/EDIでの独自データ交換方法など)に対応するソリューションを提供するのが特徴。

 2004年から販売するAuto ブラウザ名人も、元々は受発注業務ソリューションとして、Web EDIを介した業務を自動化するために開発されたパッケージソフトウェア。バージョンアップを重ね、現在ではより幅広い業務に使える汎用RPAソフトウェアとなっている。

 同製品では、人間が実行する定型的なWebブラウザ操作を記録、スクリプトとしてGUIで編集し、設定したスケジュールに基づいて自動実行させることができる。日付や明細数の入力、ファイルのリネームなど非定型の一部操作もスクリプト化することができ、自動処理完了(またはエラー発生)時のメール送信、ログ記録機能も備える。現在までにサッポロビール、ジャパンネット銀行、日本製粉、セイコーウロック、片山工業、ツインバード工業など456社、1082本の導入実績がある。ジャパンネット銀行では、数年前から経営企画部と本店営業部に導入して効果を上げ、現在では他の部門にも展開しているという。

Auto ブラウザ名人は、人手によるWebブラウザを使った幅広い定型操作をスクリプトとして記録し、自動化することで業務効率を改善する

 最新版のVer.6では、まず、業務システム操作においてよく利用される操作(ログイン操作、エラー処理など)を「部品化」し、スクリプトの中で容易に再利用できるようにした。ユーザックによると、この機能強化によってスクリプト作成の生産性が「30%向上」した。

 また、従来の買い切り型ライセンスに加え、1年/3年/5年間の期間型ライセンスでも提供されるようになった。これにより、たとえば旧システムから新システムへのデータ移行など、一時的/短期的に発生する業務に対しても、安価にRPAを適用することができるようになっている。

 Auto ブラウザ名人の製品ライセンスは、スクリプトの記録/編集/実行機能を提供する「開発版」と、スクリプトの実行機能のみを提供する「実行版」の2種類がある。税抜価格は、開発版が16万円(1年間)から、実行版が3万9000円(同)から(いずれも保守料は別途)。

 ユーザックシステム 取締役 マーケティング本部長の小ノ島尚博氏は、Auto ブラウザ名人の特徴について「使いやすさ(スクリプト開発のしやすさ)」「導入の早さ(短期間で稼働)」「購入のしやすさ(低価格)」の3点を挙げた。

 スクリプト開発はユーザックに委託することもできるが、開発版のGUIツールを使えば「ExcelのVBAを扱える程度のユーザーであれば問題なく使いこなせる」という。また、導入後は最短1カ月、平均3カ月程度で本稼働することができ、前述のとおりライセンス費用も安いので「部門決済で導入されるケースも多い」と語った。

 また競合の海外製RPAについては、多くが業務分析やコンサルティングから入り、導入にはコストも時間も大きくかかるため大手企業でしか導入できないことを指摘。Auto ブラウザ名人の場合は、現場ユーザーが直接導入し、スクリプトを自ら開発、修正していけるため、中小企業や部門が導入して、労働生産性を向上させることができると強調した。

 なおAuto ブラウザ名人 Ver.6の対応ブラウザは、現在のところIE 9/10/11。小ノ島氏は、その他の主要ブラウザ(Edge、Chrome、Firefox)についても、今後のバージョンアップで年内には対応する予定だと述べている。

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