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負荷が高くないMMORPGなら4Kでプレーできるかも! ベンチマークで性能をチェック

持ち運ぶゲーム用ノート最有力! GTX 1050で2kg以下のXPS 15

2017年06月16日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII

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「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」

 デルの「XPS 15」は、狭額縁ベゼルにより14型と同じくらいの筐体サイズに15.6型ディスプレーを搭載するノートパソコンだ。加えて、最上位モデルの「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」はタッチ対応の4Kディスプレーを搭載している。前回XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルの外観について紹介した。今回は本機の性能について紹介する。

GeForce GTX 1050搭載で2kg以下!
MMORPGなら4K解像度でもプレー可能

GeForce GTX 1050搭載ながら最厚部でもおよそ17mm

 XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルは、Core i7-7700HQ(2.8GHz)、GeForce GTX 1050(4GB GDDR5)、16GBメモリー、512GB SSDを搭載する。このスペックで、サイズはおよそ幅357×奥行235×高さ11~17mm、重さは約1.99kg。常に持ち運ぶにはちょっとキツイ重さだが、11~17mmという厚さを考えると、カバンに入れて持ち運べないこともない。普段は据え置きタイプとして、ときどき外に持ち運んで使うくらいであれば可能だろう。

 このスペックであれば、ゲーミングパソコンという位置づけではないものの外出先でゲームできるのではないかと考えてしまう。もし、外に持ち運べて4K解像度でゲームがプレーできるとすれば、かなり贅沢な体験だ。そこで、ベンチマークでXPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルがどれくらいの性能を持っているか計測してみた。

 パソコンの総合的な性能を計測するPCMark 8の「Home accelerated」が4168、画像処理ソフトなどのパフォーマンスを測る「Creative accelerated」が5232だった。ノートパソコンではハイスペックな構成なので、どちらも高スコアを記録している。GeForce GTX 1050を搭載している分、Creative acceleratedのスコアはかなり高めだ。

「Home accelerated」

「Creative accelerated」

 XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルのディスプレーは、4K解像度に加え100% Adobe RGBカラーに対応しているので、写真編集などもある程度快適に作業できるのだろう。

 続いて3D性能を計測する3DMarkでは、「Time Spy」が1768、「Fire Strike」が5397という結果だった。これくらいのスコアがあれば、だいたいのMMORPが快適に遊べるほか、Steamで配信されている大作ゲームも設定次第でプレーできそうだ。

「Time Spy」

「Fire Strike」

 実際にMMORPGが快適にプレーできるか検証するため、王道のベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」と「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4k」で計測してみた。

 ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマークは、1920×1080ドット、高品質(ノートPC)、フルスクリーンという設定で7825(非常に快適)、3840×2160ドット、高品質(ノートPC)、フルスクリーンという設定で2088(普通)という結果だった。

 フルHDであれば快適にプレーできそうというのは予想していたが、4K解像度で普通というスコアになったのは意外だった。さすがに4K解像度で大人数で戦うボス戦に飛び込んだりするのは厳しいかもしれないが、人の少ない場所で狩りを楽しんだり、4Kで風景を楽しむ程度であればできそうだ。

1920×1080ドット、高品質(ノートPC)、フルスクリーンで計測

3840×2160ドット、高品質(ノートPC)、フルスクリーンで計測

 ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4kは、1920×1080ドット、最高設定、フルスクリーンという設定で15774(すごく快適)、3840×2160ドット、最高設定、フルスクリーンという設定で4501(普通)という結果だった。こちらもフルHDであればまったく問題なくプレーできるだろう。

1920×1080ドット、最高設定、フルスクリーンで計測

3840×2160ドット、最高設定、フルスクリーンで計測

ゲームプレー用の持ち運びノートパソコンの最有力候補!

ゲーミングパソコンではないが十分ゲームができる性能を持っている

 XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルは、持ち運べるサイズである程度ゲームも快適にプレーできる性能を持つマシンだ。もちろんゲームだけでなく、写真編集なども超高画素データやRAW現像といったかなり負荷のかかる作業でなければ快適にこなせるだろう。

 また、下位モデルの「XPS 15 プラチナ」はフルHD、8GBメモリー、256GB SSDとスペックは下がるものの、Core i7-7700HQとGeForce GTX 1050は搭載しているので、フルHDで十分という人はそちらを選択するのもありだ。ゲーミングマシンではないものの、持ち運んでゲームをするノートパソコンとしては最有力候補ではないだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル
CPU Core i7-7700HQ(2.8GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1050(4GB GDDR5)
メモリー 16GBメモリー
ストレージ 512GB SSD
ディスプレー 15.6型(3840×2160ドット)、タッチ対応、IGZO液晶
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth
インターフェース USB 3.1(Thunderbolt 3)端子、USB 3.0端子、HDMI端子、ヘッドフォン端子、SDカードスロットなど
サイズ/重量 およそ幅357×奥行235×高さ11~17mm/約1.99kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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