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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第252回

コミュニケーション濃度を上げる「Eight」を活用して結果に繋げるワザ

2017年06月02日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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 Sansanのクラウド名刺管理アプリ「Eight」は、2012年に登場した。現在は150万人が利用している人気アプリとなったが、実は2015年から様々な機能強化が行なわれている。今でも名刺の登録しかいてない、という人は多いのではないだろうか。そこで今回は、コミュニケーション濃度を上げる「Eight」を活用して結果に繋げるワザを紹介しよう。

筆者は人物を記憶するのが苦手なうえ無精なので、名刺管理アプリ「Eight」に助けられることも多い

ビジネス専用のSNSのように活用できる「フィード」

 松重豊さん扮する営業マンがキーパーソンとニアミスして、後からその人の名刺を持っていたと言う部下に対して「それさぁ、早くいってよぉ~」と嘆くCMを見たことがあるだろうか。これは企業向けサービス「Sansan」のCMだ。株式会社Sansanはこのサービスとは別に個人向けの名刺管理アプリも提供している。これが、「Eight」(こちら)だ。

 交換した名刺をスマホのカメラで撮影すると、画像をOCRで解析したり人手を使ってデータ化してくれる。名刺の管理も検索も可能なのに、アプリを無料でダウンロードできるので一気に普及した。筆者も2015年01月に「第56回 名刺データを人力で入力してくれる無料iPhoneアプリ「Eight」を徹底解説」(関連記事)という記事を書いたのだが、実はそこからいろいろな機能が追加されている。その中から、コミュニケーションに役立つ機能と活用事例を紹介しよう。

BtoBなのにバンバン流されている「Sansan」のCM

スマホで撮影するだけで、データ化してくれる「Eight」

 まずは「フィード」機能。Facebookのタイムラインのように、知り合いが投稿した内容が表示されるのだ。筆者のフィードには主にプレスリリースが流れてくるが、時々お役立ち情報の共有とか何かのお願いといった投稿も出てくる。

 会社員の場合、名刺を交換しても個人のSNSではつながらないことが多い。すると、実際に仕事を進めるためにメールをやりとりするのでなければ、大半はコンタクトが切れてしまう。これはちょっともったいないところ。また、人によってはFacebookやTwitterといったプライベートなSNSにビジネスを持ち込むのが嫌だと感じることもある。ビジネスならビジネス専用のSNSが向いているのだ。

 ビジネスSNSと言えば「LinkedIn」があるものの、日本では転職SNSと見られる向きもありそこまで使い倒されている状態ではない。そこで、ビジネスで名刺を交換した人とだけ繋がっている「Eight」のフィード機能が活躍してくれるのだ。

 例えば、あるデジタルマーケティングの担当者が、「リアルタイムのカスタマーサポート用のツールを探している」と投稿したら、1時間もしないうちに数件の返答と、個別の提案依頼が来たそうだ。チェーン店の店舗開発担当者が「店舗開設のための土地を探している」と投稿すると、数時間のうちに複数の提案があり、フィード投稿から数千万円規模の案件が決定したという。人材募集やマスコミ戦略に使っているケースもある。名刺を交換した相手と幅広くコミュニケーションを維持できるのが大きなメリットだ。直接メールしているわけではないので、相手に負担を掛けているわけでもない。

 ちなみに、この記事の画面を撮るため、広報さんへライターが必要ならお声かけください、といったメッセージを投稿した。名刺交換したすべてに見られるので、もちろんきちんとした文章にした。今回は、Sansanの広報さんに画面のキャプチャーに協力していただき、シェアもしてもらったのだが、驚くべきことにダミー画面を撮るより前に会ったことのない企業から仕事の依頼の連絡が2件もあった。どちらもお会いすることになり、驚くべき営業効果と言える。この縁は大切にしたい。さらに、10分後には15件以上のつながり申請が来た。知っている人もいたし、会ったことのない人もいたし、なんと著名人からも来た。

 これはビジネスで何かを発信したいなら是非活用したいところ。ただ、その際のアドバイスをするなら、お金がかからないからと言って連投は避けたい。自社のリリースを機械的に貼るだけだと、効果は激減する。もう結構という投稿を連発するユーザーの場合は、ユーザー名の右横の矢印マークをタップし「このユーザーの投稿を非表示にする」を選べばいい。投稿する際は、誰に向けたメッセージなのか明確にし、自分の意見やコメントを付けると読む気になる。経営者に伝えたいのか、広報と共有したいのか、広く告知したいのか、などを書くといいだろう。また、テイカーが嫌われるのはどこでも同じ。まずは、ギバーを目指して信頼を得ることをオススメする。

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