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アスキースマホ総研・白書 第34回

ルートも心拍も丸わかり 海や山で使い倒すスマートウォッチ

2017年05月24日 18時00分更新

文● ちゅーやん

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 本日は、ASCII倶楽部で4月26日に公開した「ルートも心拍も丸わかり 海や山で使い倒すスマートウォッチ」を紹介します。


アウトドアで使うスマートウォッチは
スマホレスで活用できるかが重要

 市場にはさまざまな“スマートウォッチ”と呼ばれる製品があるが、搭載する機能によってその役割は大きく2つに分けられる。ひとつはスマホへの電話やメールの着信通知や簡易的なナビ、音声入力、音楽再生などのスマホの操作を手元で行なうスマホの補助デバイスとしての機能。もうひとつは、ユーザーの行動を記録する「活動量計」や「ライフロガー」と呼ばれる機能だ。どちらも基本的にはスマホの着信通知機能は搭載するが、ソニーの「SmartWatch」シリーズは前者に属し、同じくソニーの「SmartBand」シリーズは後者の活動量計としての役割が主体だ。

ソニーの「SmartWatch 3 SWR50」。直販価格は税抜9880円
同じくソニーの「SmartBand Talk SWR30」はスマホのハンズリー通話やボイスコントロールが可能な多機能タイプの活動量計。直販価格は税抜1万7880円

 ライフロガーとは「日々の生活を記録するデバイス」を指し、内蔵の心拍計や加速度センサーで装着者の移動や運動、消費カロリーや睡眠時間などを記録するもの。以前はスポーツ時に装着するリアルタイム記録に特化したデバイスが大半だったが、ソニーの「SmartBand」やエプソンの「PULSENSE」シリーズなど、活動量計に特化した製品も増えてきている。さらに、気軽にスマホを取り出せないような環境でも活用できる、GPS+心拍計も搭載した本格的なアウトドアスマートウォッチも登場している。

心拍センサーを搭載するエプソンの活動量計「PULSENSE PS-600」。実売価格は1万9500円前後

 これまでは目立たない存在だったスマートウォッチが広く知られるようになったのには、アップルの「Apple Watch」の存在が大きいだろう。光学式心拍計など各種センサーを搭載し、“Series 2”では50m防水とGPSを内蔵。iPhoneの着信通知や操作補助だけでなく、専用アプリにより単独でもさまざまな機能を提供するApple Watchの登場で、光学式心拍計を搭載するスマートウォッチが一気に増加した。

水泳にも耐える50m防水とGPS内蔵型に進化した「Apple Watch Series 2」。Watch OS 3対応アプリの豊富さも魅力のひとつ

 今回の特集で紹介するGPS+心拍計搭載のアウトドア向けスマートウォッチの特徴は、スマホとペアリングしての通知機能はもちろん、時計単体で位置やルートなどさまざまな情報を記録できること。先述のとおり、渓流や海、雨天下などの環境では非防水のスマホを取り出して操作するのは危険なだけでなく、スマホが故障する可能性も高まる。非常時の通信手段であるスマホの故障はアウトドアでは死活問題だ。

 また、登山やトレッキング、サイクリングなど両手を使うスポーツ中に片手でスマホを取り出して操作すると思わぬ事故にもつながる。このため、アウトドアではスマホレスでも単体動作することが特に重要となる。今回紹介するスマートウォッチは、単体で「どれだけ使えるか」を重視してチョイスした。

日本の衛星「みちびき」の位置情報も捕捉できるハイエンド
fēnix J Chronos Hybrid

●ガーミン・ジャパン ●直販価格 16万4800円(税抜)

 耐久性のある金属製ハウジングとサファイアガラスを採用した高級マルチスポーツウォッチ。GPSとロシアの衛星GLONASS、日本の衛星みちびきの3測位受信に対応し、高い位置精度を実現している。防水性能は100mと本格的で、気圧高度計と3軸電子コンパスも搭載。内蔵センサーはGPSを使って自動校正される。

 操作系は本体左上のボタンがバックライト、リュウズ位置のボタンがメニュー呼び出しとアップ、下のボタンがダウンとなる。右側は上がスタートとストップ、下のボタンがバックだ。メニューで登山やスイム、サイクリングなどのアクティビティーを開始すると同時にGPSが有効になるため、ルート記録を忘れることもないだろう。

USB充電は専用コネクターによるクリップ式

 容量180mAhのバッテリー駆動時間は衛星の測位頻度を可変させる“ウルトラトラックモード”で最大25時間、スポーツウォッチモードでは最大1週間の連続駆動が可能。専用ストアでウォッチフェイスやApple Watchのようにウィジェット、ランニングやマップ、心拍計、自車検索などさまざまな用途のアプリをダウンロードできるのも魅力。

さまざまな用途のアプリをダウンロード可能

 スマホとペアリングすると電話やメールの着信通知を確認できるほか、スマホの音楽再生や停止操作、天候確認などが行なえる。これらの操作中はスポーツや登山などのアウトドア活動中でもスマートウォッチ側で操作できる。

 アウトドアだけでなくフィットネスでも役立つのはトレーニング機能。1分あたりの心拍数や心拍変動のデータを処理して消費できる酸素の最大量“VO2Max”を推定し、トレーニング負荷の参考とするリカバリーアドバイザーやマラソンのゴール時間予想などの機能も利用可能だ。さらにオプションセンサーを利用することで身体の上下動や振れ幅、接地時間、歩数や自転車の速度や出力、ケイデンス(ペダル回転数)なども計測できる。

心拍ゾーントレーニングのほか、オプションのセンサーを併用すると脚の接地時間やペダル回転数などのデータも計測できる

 簡易地図による移動ルートの記録や確認はもちろん、ガイドページで事前に作成したルートによる方角指示のナビも可能。往路と同じルートで出発点に戻れる“トラックバック”機能は登山やトレッキングなどのアウトドア活動時に心強い機能だ。ベルトはチタニウムのほかゴム製のスポーツバンドも用意。木製の化粧箱も高級感があり末永く使えそうだ。

ゴムバンドが同梱される化粧箱は高級感あるつくり
  fēnix J Chronos Hybrid
メーカー ガーミン・ジャパン
ディスプレー 1.2型
画面解像度 218×218ドット
サイズ 約49×49×15mm
重量 約112g
内蔵メモリー 32MB
バッテリー容量 180mAh
バッテリー駆動時間 最大25時間
(ウルトラトラックモード)
GPS
ウェイポイント 1000
ルート 30
軌跡ログ 100時間ぶん
心拍計測
防水 100m
対応OS Android/iOS

 続きは「ルートも心拍も丸わかり 海や山で使い倒すスマートウォッチ」でお楽しみください。

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