このページの本文へ

データ保護とサイト保護の強化、次世代ハードウェアにも対応など、VMware vSAN 6.6

「VMware vSAN」最新版、データ暗号化機能やSSD高速化など

2017年04月13日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ヴイエムウェアは4月12日、SDS(Software-Defined Storage)ソフトウェアの最新版「VMware vSAN 6.6」を発表した。ネイティブHCIセキュリティ(データ暗号化)機能が追加されたほか、クラウドベースのヘルスチェック/分析機能、フラッシュ性能の最大50%高速化などが新たに追加されている。

「VMware vSAN」の概要。複数台のx86サーバーの内蔵ストレージを用いて仮想SANストレージを構成するソフトウェア

 VMware vSANは、仮想化プラットフォーム「VMware vSphere」と連携した、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)向けのストレージソフトウェア。複数台のx86サーバー内蔵ストレージを用いて、仮想SANストレージを構成する。

 最新版のvSAN 6.6では、保存データへの不正アクセスを防ぐソフトウェアベースの暗号化ソリューション「vSAN Encryption」が追加された。暗号化処理は仮想マシン上ではなくハイパーバイザレベルで実行され、数クリックの設定だけで、vSAN上に保存されるすべてのデータが暗号化により保護される。自己暗号化機能を備えた高額なドライブを導入する必要はなく、vSAN対応の一般的なドライブから選択できるため、ハードウェアコストを削減できる。なおvSAN Encryptionによる暗号化は、vMotionやvSPhere HAなど、vSphereが提供するすべての機能をサポートしている。

 また、リモートサイト間で構築可能なストレッチクラスタの保護機能がさらに強化された。ストレージ冗長性をサイト間だけでなくサイト内(ローカルサイト)にも持たせて耐障害性を高めることができ、主要なレガシーストレージ比で最大50%のコスト削減が実現する。

 vSANの状態を監視/分析し、健全性をチェックするクラウドベースの機能「vSAN Cloud Analytics」も追加された。vSAN環境の最適化に役立つリアルタイムでのサポート通知や、アクションの推奨などをプロアクティブに実行する。

 また、各種データサービスアルゴリズムを最適化したことで、基幹アプリケーションやクラウドネイティブアプリケーションにおけるフラッシュのパフォーマンスを、最大で50%高速化する。従来からの「VMware Horizon」に加え、「Hadoop」「Citrix XenApp」「Splunk」などのワークロードもカバーする。

 また、最新ハードウェアへの対応として、インテルの次世代SSD「Optane NVMe SSD」や1.6TBフラッシュドライブなどにも対応している。

 なおvSAN 6.6の提供開始は5月5日から。1プロセッサあたりの市場想定価格は31万2000円から(税抜)となっている。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    sponsored

    60年の時を超え「COBOL」がGitHub Copilotでよみがえる 勘定系アプリの“超難関”モダナイに7社が挑戦

  2. 2位

    sponsored

    キャッシュレス決済の利用シーンを広げる 三井住友カードの「stera terminal light」とソフトバンクのIoT回線

  3. 3位

    TECH

    パンや酒、チョコづくりにも関わる微生物「酵母」の進化を追求

  4. 4位

    sponsored

    “120TB消失危機”を救ったBox。ゼネラルが挑むグローバルデータ統合の舞台裏

  5. 5位

    データセンター

    「関東・関西に次ぐDC集積地」目指す 北海道・石狩でデータセンター連合 さくら、NTT東らが参画

  6. 6位

    デジタル

    東京タワー相当の紙を“完全撤廃” 点検業務をkintone化した“現場ファースト”な改善術

  7. 7位

    ITトピック

    6割超の企業で「セキュリティは取引条件」 SCS対応も進む/パワハラと指導の違い、あなたの基準は?/AIへの危機感か 転職希望のIT人材が増加、ほか

  8. 8位

    デジタル

    IoTデバイスをサイバー攻撃から守る IoT向けゼロトラストの“3つのアプローチ”

  9. 9位

    sponsored

    「現場に行くのが当たり前」を変えたアズビルのリモート調整 効果はプライスレス

  10. 10位

    ビジネス・開発

    富士ソフトがエンジニア1万人超を「AIネイティブ」化 実装力を武器にフィジカルAIなど3本柱に注力

集計期間:
2026年07月27日~2026年08月02日
  • 角川アスキー総合研究所