第146回
8年ぶりのひとり用ドラクエ新作がついに登場
「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」7月29日発売 PS4版8980円、3DS版5980円(詳細追記)
スクウェア・エニックスは4月11日、ドラクエシリーズ最新作「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(ドラクエ11)を7月29日(土)に発売すると発表した。対応機種はPlayStation 4/ニンテンドー3DSの2機種。価格はPlayStation 4版が8980円(税別)で、ニンテンドー3DS版が5980円(税別)。いずれもパッケージ版とダウンロード版での価格は同じ。
3種類のグラフィックで描かれる物語
どちらの機種でも物語は同じ。しかし、PlayStation 4版とニンテンドー3DS版で異なる点はグラフィックだ。PlayStation 4版は、最新のドラクエ。一方でニンテンドー3DS版は、懐かしさを感じるドラクエとなっている。
特徴的なのは、ニンテンドー3DS版では2種類のグラフィックで遊べること。ニンテンドー3DSやニンテンドーDSで発売されたドラクエのような3Dモードと、ファミコンやスーパーファミコンでのドラクエふうの2Dモードを選択してプレイできる。冒険の序盤は上下の画面にそれぞれのモードを表示し、ゲームを進めることでどちらでプレイするか選べるようになるのだ。一度選択した後でも、特定の場所に行けばいつでもモードを切り替えられる。なお、ニンテンドー3DS本体機能の3D立体視には対応していない。
新しさと懐かしさのハイブリッド
ドラクエ11には、最新作として新要素がふんだんに盛り込まれている。
たとえば、ダンジョン内で特定のモンスターを倒すと、そのモンスターに乗ることができる。
また、PlayStation 4版ではフィールド上で“ジャンプ”することができる。ジャンプして建物の屋根に登ってアイテムを取得するのは、これまでのドラクエにはなかった要素だ。ニンテンドー3DS版ではジャンプ機能は無いが、ハシゴを登るなどの行動に置き換えられている。
そのほか、PlayStation 4版だけの要素として、2種類のバトル演出を楽しめる。
ちなみに、両機種ともにモンスターとのバトルは、フィールドに表示されているモンスターと接触すると開始するシンボルエンカウント方式を採用している。さらにドラクエ11では、バトル中の味方の行動パターンを指示する「さくせん」が主人公にも適応されるようになった。このため、フルオートで戦闘することも可能だ。
新しい要素ばかりがドラクエ11を担っているわけではない。過去シリーズをプレイした人なら思わずグッとくるような演出も練り込まれている。
「ふっかつのじゅもん」が意外な形で復活
PlayStation 4とニンテンドー3DSの2機種で発売するドラクエ11の架け橋となるのが「ふっかつのじゅもん」だ。
ふっかつのじゅもんとは、「ドラゴンクエスト」「ドラゴンクエスト2」にあったセーブ方式。教会などでセーブする際にパスワードが表示され、ゲームを続きから遊ぶときにそのパスワードを打ち込むというもの。これがドラクエ11で復活するそうだ。
と言っても、セーブ方式自体が原点回帰するわけではなく、自身の進行状況に合わせて“ふっかつのじゅもんを発行できる”という位置づけ。このふっかつのじゅもんを使うことで、異なる機種間でセーブデータを引き継げるとのこと。ただし、名前以外は進行状況に応じたおおよその内容になる。ただし、おおよそなのでレベルやアイテムなどが完全に再現されるわけではない。
さらに、おっさんホイホイ要素として過去作で使用したふっかつのじゅもんを入力することで、少しだけ冒険を楽に進めることができるようになるとの発表もあった。具体的には明かされなかったが、続報に期待したい。
同じく詳細が明かされなかったことだが、ニンテンドー3DS版では「すれちがい通信」が可能だそうだ。なにやら、すれ違い通信を活用する街があるらしい。
ドラクエ11発表当時から、どちらの機種で遊ぶか論争が起きていたが、これも解決策が本発表会で明かされた。それが「ドラゴンクエストXI ダブルパック 勇者のつるぎボックス」だ。
ここで気になるのがニンテンドースイッチ版のドラクエ11なのだが、本発表会では触れられることすら無かった。これはもしかしてイカの影響があるからではなイカ?
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
メーカー:スクウェア・エニックス
発売日:7月29日(土)予定
対応機種:PlayStation 4/ニンテンドー3DS
価格:
PlayStation 4 パッケージ版:8980円/ダウンロード版:8980円
ニンテンドー3DS パッケージ版:5980円/ダウンロード版:5980円
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
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