プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第22回
10TBを実現したヘリウム充填HDDの秘密をHGSTに聞いた
合計21万円! 10TB HDDを3台、Droboに使ってみた
2017年04月06日 11時00分更新
Droboに10TB HDD入れてみた
ASCII.jpを見てくれているレディーセンジェントルメンは、日夜増え続けるデータになんとか対処するため、NASやHDDを買い足していることだろう。ストレージ容量への需要に応えるべく、HDDベンダー各社(だいぶ少なくなったが)も、より大容量の製品を世に送り出し続けている。
昨年には、ついに3.5インチHDDの容量が10TBに到達した。時間を遡れば、3.5インチで1TBのHDDが発売されたのは2007~8年辺りだったように記憶している。そこから10年あまりで、容量は実に10倍に増えているわけだ。その10TB HDD「Ultrastar He10(HUH721010ALE600)」を試用できる機会があったので、Droboに使ってみた!
プリンストンのサイトに掲載されているサポート情報も更新されており、大容量を実現したヘリウム充填HDD「Ultrastar He10シリーズ」の各機種(10/8/6TBモデル)も推奨HDDのリストに掲載されている。
そういうわけなので、10TB HDDをDrobo 5Dtに搭載しても何の問題もなく使用できた。
表示される実効容量の数字がとても大きくてびっくりするくらいだろう。筆者宅にある旧モデルのDrobo FSには3TB×3、2TB、1TBのHDD計5台12TB分が載っているのだが、これで実効容量が約9TBくらいだ。これに対して10TBのHDDを使用すると2台ですでに実効容量は9TB近く、もう1台追加して3台構成ならば約18TBとなり、「ストレージの桃源郷やあ」とテンション上がる状態になる。
実効容量が大きいからと言って、HDDの追加時などに特に時間がかかるようなこともなく、Droboの使用感はより小容量のHDDを搭載する場合と変わらない。単純に使える容量が増えるだけだ。
ヘリウムガス入りの気体を吸い込むと声が高くなることから、ヘリウムを充填したHDDの回転音も高いというのはありがちな「都市伝説」だが、実際のところはどうだろう? 昨今のHDDの駆動音はそれほど大きなものでもないので、Droboの運用時にはDrobo本体のファンの音に紛れてあまり気にならないというのが正直なところだ。
(次ページ、「最大ボリュームサイズ16TBのDrobo(無印)だとどうなる?」に続く)
この連載の記事
-
第47回
sponsored
まさに究極のDrobo! Thunderbolt 3&SSDキャッシュ対応の「Drobo 8D」を試す -
第46回
sponsored
Droboに「AWS CLI」を入れ、Amazon S3にデータバックアップ -
第45回
sponsored
高機能ストレージ「Drobo」はトラブル対策も万全! -
第44回
sponsored
Windowsの機能を使ってDAS型のDrobo 5CをNAS化する! -
第43回
sponsored
Droboなら自分専用のクラウドストレージも簡単に実現できる! -
第42回
sponsored
Droboが柔軟かつ安全な理由は独自RAIDの仕組みにあった! -
第41回
sponsored
Droboの騒音や発熱、消費電力を徹底検証! -
第40回
sponsored
写真愛好家向けのバックアップとしてDroboはどうだろう? -
第39回
sponsored
家庭やオフィスでのデータ共有に便利な「Drobo 5N2」は設定も超簡単! -
第38回
sponsored
大切なデータの保存に役立つ「Drobo 5C」をゼロから紹介! -
第37回
sponsored
Drobo管理のキモ「Drobo Dashboard」を細かく紹介 - この連載の一覧へ