ベンチマークで「Spectre x360 13」の性能を探る
今回試用した「HP Spectre x360 13」試用機は、第7世代のIntel Core i7-7500U(2.7GHz/TB時最大3.50GHz)と、16GBのメモリー、512GBのPCIe NVMe M.2対応SSDという構成になっていた。グラフィックスはCPU内蔵のインテルHDグラフィックス620だ。いったいどのくらいのパフォーマンスがあるのか、気になるところだ。
そこで、いくつかのベンチマークを実行して性能を測ってみることにした。まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を実行してみたところ、次のような結果になった。
WinSAT.exeの結果 | |
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プロセッサ | 7.7 |
メモリー | 7.9 |
グラフィックス | 6.3 |
ディスク | 9.2 |
グラフィックス以外はいずれも7.5を超えるスコアで、基本性能がかなり高いことがわかる。とくにディスク(PCIe NVMe M.2対応SSD)のスコアがずば抜けている。
PCIe NVMe M.2対応だけあって、SSDが爆速!
早速「CrystalDiskMark」でSSDの性能を計測してみたところ、下図のようになった。PCIe NVMe M.2対応ということもあってシーケンシャルリード/ライトが非常に高速。OSの起ち上がりなどに影響する4Kランダムの値も高く、実際電源オフからの起動も10秒前後と爆速だった。
総合的なパフォーマンスを計測する「PCMARK 8 HOME ACCELERATED」
続いてPCMARK 8 HOME ACCELERATEDでは、下図のようにスコアが3815となった。日常的な作業を快適にこなす性能を持っていることがわかる。
PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア | |
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HOME Score | 3815 |
Test duration | 34min 27s |
Web Browsing - JunglePin | 0.33451s |
Web Browsing - Amazonia | 0.14337s |
Writing | 3.43568s |
Casual Gaming | 34.79fps |
Video Chat playback 1 v2 Accelerated | 30.01fps |
Video Chat encoding v2 Accelerated | 44.00000ms |
Advanced Photo Editing 1 | 0.16902s |
グラフィックス性能をはかる3DMARKも、なかなかの好スコア
同様に、3DMARKも試してみたところ、次の結果になった。
3DMarkスコア | |
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Time Spy | 384 |
Fire Strike | 974 |
Sky Diver | 4117 |
Cloud Gate | 6995 |
Ice Storm Extreme | 48283 |
Ice Storm | 64369 |
ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が4117、「Cloud Gate」が6995となり、なかなかの好スコア。ちょっとしたゲームなら十分楽しめそうだ。