3日間の速度制限が撤廃! 楽天モバイルの2999円で買えるスマホセットに加入してみた
2017年03月16日 12時00分更新
リアル店舗でのサポートや楽天のポイントでの支払いなど、楽天利用者にはまさにドンピシャで、現在の格安SIMの定額通話性の先駆けとなった「楽天モバイル」。
常用するには大きな障害となっていた、3日間の通信速度制限がこの3月からなくなった。過去にも加入しているが、この機会にあらたて加入してみた。
加入料は高いと思っていたら、安くする技がありあり
格安SIMの事務手数料として約3000円の加入料がかかるが、楽天モバイルはいつの間にかそれが値上げされ3394円+消費税となっていた。
しかも、楽天モバイルは店頭で加入パッケージが安売りされている例を見かけないため、最初に3665円がかかってしまうのは仕方ないと思っていた。
しかし、そこは楽天。「楽天モバイル楽天市場店」でスーパーセールをやっており、端末と加入パッケージのセットが売られていた。
筆者が買ったのは、購入時にセールになっていたZTEの「BLADE E01」のセット。データSIMの契約とセットなら事務手数料込みで2999円という価格になっていた。
初見の時は品切れとなっていたが、夜中にもう一度見ると在庫が復活。無事にポチっと購入することができた。SIM単体で加入するよりも出費が少なく、BLADE E01が付属するという結果となった。
到着まで1~2週間となっていたが、翌日に回線契約の案内メールが届き、その翌日に契約手続きをしたところ、さらに翌日に発送となった。申し込みから1週間もせずに使いはじめることができた。
なお、3月15日現在では事務手数料は別になるが、「楽天モバイル楽天市場店」ではなく楽天モバイルの公式サイトから、BLADE E01を音声SIM契約時で980円、データSIMの場合で2980円で購入できる。
楽天の場合、スマートフォンとセットで購入した場合は、データSIMであっても最低利用期間と契約解除手数料が発生する。
今回、筆者が購入した条件では、契約から6ヵ月間以内に解約した場合は1万584円がかかる契約。それでも1ヵ月あたり最低で569円で維持できるため、使わなくなったとしても無理に短期で解約する必要もなく、問題にはならないだろう。
ZTE BLADE E01は最低限の利用は問題なし
激安で入手できてしまったBLADE E01だが、スペックは今となってはミニマムなもの。内蔵のストレージがたった8GBしかないとか、メモリーが1GBなので一部のアプリが動作しないなどの制約があるが、ブラウザーやGmail、Googleマップなど基本的なアプリを使う分には障害はない。YouTubeやAbemaTVなどの動画配信アプリも問題なく動いている。
ドコモのネットワークを広いエリアで使うために必要なバンド19のLTEにも対応しており、こちらも問題なしだ。
さまざまなアプリを入れ、自分の相棒のように使いこなすには少し動作速度や保存容量の点で満足できない点があるかもしれないが、割り切って使う分なら問題ないだろう。
価格的には最安クラスの製品ながら、プラスチックっぽい外観や手触りでないところも気に入っている。
格安SIMを使う上で便利なのは2枚のnanoSIMが挿入でき、同時使用はできないもののどちらもLTEが使えて簡単に切り替えて使えること。データSIMだけで使うなら、容量に応じてSIMを使い分けるなどの活用も簡単だ。

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