専用測量機材がなくてもステレオ写真から距離や面積をそこそこの精度で
リコー、デジカメ2台を使った三次元測量「ジオショット 3Dキットシリーズ」
2017年03月14日 16時30分更新
リコーは3月14日、2台のデジカメで三次元測量するシステム「RICOH G800ジオショット3Dキット シリーズ」を発売した。
一般的に測量では専用測量機器や3Dレーザースキャナーなど、高価な機器が必要だった。ジオショット3Dキットでは、2台のデジカメを並べてステレオ写真を撮影した後、パソコン上のソフトウェア「ジオショット3D」(エヌ・ティ・ティ・インフラネット製)を用いて画像から距離や面積、角度などの計測を可能とする。精度は、カメラからの距離5~15mで垂直水平で標準偏差±4cm以内、奥行き方向で標準偏差±6cm以内。
カスタムモデルの「RICOH G800」2台、ステレオアダプターやレリーズアダプター、ケースやソフトウェアなどのセットで97万7400円。GPSレシーバー付きのセットが105万8400円。