「テープ起こし」とは、録音した会話をテキストに書き起こす作業のこと。インタビューや会議、授業などを録音したデータを機器ながら、PCのテキストエディターで入力するのだ。その際に利用するのがメディアプレーヤーで、テープ起こし用のソフトを使えば効率が格段にアップする。今回は、2月20日にリリースされた専用ソフト「テープ起こしプレーヤー」を使ってテープ起こしをする技を紹介しよう。

久々に新しいテープ起こしソフトが登場した
伝説の「Okoshiyasu2」もいよいよ代替わりできるか
「テープ起こし」とは言え、今やカセットテープで録音することはない。ICレコーダーやスマホの録音アプリで録音することがほとんどだ。筆者も取材時は、使わなくなったスマホをICレコーダー代わりにしている。そのデータをPCに取り込んで再生するのだ。
その際に利用するのがテープ起こしアプリだが、これまで選択肢は「Okoshiyasu2」(Mojo氏作)というフリーソフト一択だったのだ。最終リリース日が2009年8月で、動作確認済みOSはWindows XP。もちろん現在ではサポートもバージョンアップもない。それでも、仕事でテープ起こしをしている人の間では根強い人気を誇っていた。実は、Windows 10でも動作することはするので、筆者を含め継続して利用しているユーザーも多かった。
そんな中、珍しく2017年2月20日、株式会社アスカ21が「テープ起こしプレーヤー」を無償で公開した。もちろんWindows 10に対応しており、「Okoshiyasu2」と比べて機能が強化されている。株式会社アスカ21は、ICT関連事業を手がける企業で、テープ起こしのサービスを提供している。「テープ起こしプレーヤー」はアンケートに答えることでダウンロードできる。ソフトはZIPファイルで圧縮されており、解凍して自分で適当なフォルダーに保存する。インストールされないので、ソフトを自分で実行する必要がある。

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