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総合展示会「SHARP BUSINESS Solution Fair 2017」が開催

創業者の教えに再生の道がある、シャープの中山氏が語る事業展開とは

2017年02月21日 19時00分更新

文● 八尋/ASCII

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シャープが法人向け商品やサービスを紹介する総合展示会「SHARP BUSINESS Solution Fair 2017」を開催。写真は参考出展されていた超単焦点プロジェクター

 シャープは、同社の法人向けの商品やサービスを紹介する総合展示会「SHARP BUSINESS Solution Fair 2017」を、2月21日と2月22日にサンシャイン・シティで開催している。展示会は年に2回ほど開催され、2016年度下期となる今回は東名阪の3ヵ所で実施し、合計3000社/5000名の集客を目指している。

シャープは元気です

シャープ 専務 ビジネスソリューション事業本部 本部長の中山 藤一氏

 SHARP BUSINESS Solution Fair 2017では、製品の展示のほか講演会も実施。シャープ 専務 ビジネスソリューション事業本部 本部長の中山 藤一氏が、シャープの状況とビジネスソリューション事業展開について説明した。

 中山氏は「事業方針の前に、シャープは大丈夫なのか、信頼して仕事を頼んでいいのかという気持ちがあると思いますので、シャープは元気になってきてますよという部分を紹介したいと思います」と挨拶した。

 シャープは、2016年に鴻海グループと業務・資本提携をすることで合意し、構造改革がスタートした。実は中山氏は一時期シャープから退任しており、代表取締役社長の戴正呉氏から電話をもらい、呼び戻されたとのこと。中山氏も最初は、戴正呉氏のイメージとして「鋭い目つきで凄みがあって、えらいおっちゃんやな」と感じ、シャープ全体のことを考えてくれるのだろうかと不安に思ったのだという。

中山氏は戴正呉氏の3日間にわたる構造改革の講義を聞くまでは、かなり不安だったという。講義を聞いてスッキリしてこの人となら改革できると感じたとのこと

創業者である早川 徳次氏の教えに従うことが、シャープの再生の道のり

 しかし、戴正呉氏が社長就任直後に事業責任者を集めて自分の経営方針を3日間徹底的に講義し、改革に向けて一緒にやっていけると確信したとのだという。

 戴正呉氏は、構造改革について「創業者である早川 徳次氏の『他社にまねされるような独自性のある商品を作れ』というスピリッツを思い出し、その教えに忠実に従ってほしい。その原点回帰にこそシャープの再生の道がある」と説明。中山氏は講義を通して、鴻海がどうこうするためのツールとしてシャープを見ているわけではないということが分かったのだという。

 今後の戦略としては、前半と後半にわける。前半では分社化経営で責任のある事業推進体制を構築し、縦軸(ビジネスソリューション営業本部)で管理して、赤字が出た場合は要因を探っていく。また、分社化経営により会社の中で壁ができるかもしれないという危険性については、“One SHARP”の理念をもとに、ビジネスソリューション営業本部が全体を見渡して、バランスを取りながら強固な会社を作っていくという。後半は、事業活動へ目を向けて、技術への積極投資を実施し、グローバルでのブランドや新規事業を強化していく。

職場で困っていることをしっかり聞いて、解決策を提案する

 中山氏は、「シャープはきっちりお客様のところに入り込んで職場で困っていることに対して解決策を提案するソリューションを50年ほど前から実施しています。今は商材の中身が変わっただけで、古い時代からお客様との接点を大切にするということを根幹に事業に取り組んでいます」と説明した。

4Kディスプレー一体型の机!?

 SHARP BUSINESS Solution Fair 2017では、同社の法人向けの新製品が多数参考出展されていた。テーマは「『ひとにつながる、人に寄り添うSmart ビジネスへ』これからは、All in “One SHARP”for Smart」。シャープの法人向け商品は、オフィス向けの「for Smart “Office”」、店舗業務向けの「for Smart “Store”」、工場向けの「for Smart “Factory」、街づくりのための「for Smart “City”」に分かれている。

「4K-eDESK」

 4Kディスプレーとデスクが一体化した「4K-eDESK」は、解像度が3840×2160ドットなので、新聞や電子書籍サービスなどの細かい文字や画像の閲覧、動画の閲覧、データベース検索などが快適にできる。幅およそ90cm×奥行60cmの天板スペースを確保しているので、作業スペースを広くとることができる。

図書館にない資料も、データで取り寄せて閲覧することができる

拡大して確認できる

 図書館や地域資料館などでの利用を予定しているほか、2015年10月から2016年3月まで大画面・高画質を活かした遠隔事業システムを使用する「少人数教室登校生徒へのリメディアル教育モデル」実証事業にも活用されていた。標準の「YMD-A9570-NA」、仕切り板(小)を備える「YMD-B9570-NA」、仕切り版(大)の「YMD-C9570-NA」をラインアップする。

超単焦点プロジェクターも展示

 スクリーンから50cmで最大150インチまでの大画面投影が可能な超単焦点プロジェクターも参考出展されていた。超単焦点プロジェクターは、レーザー光源を採用し、約2万時間の長寿命を実現。4000/3000ルーメンと高輝度なので、明るい部屋でも鮮明な映像が楽しめるという。

明るい場所でも鮮明な映像が楽しめる

半透明なスクリーンにも投影できる

 そのほか、8KディスプレーやPOSターミナルなども展示されていた。

8Kディスプレー

受信機

POSターミナル

背面は取り外し可能で、柱などにも取り付けることができるという

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