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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第69回

通話10分かけ放題の「OCN モバイル ONE」に252円で乗り換える

2017年02月02日 12時00分更新

文● 正田拓也

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 データ回線をメインに格安SIMを使い、2台持ちを実践してきた筆者だが、ここでついに音声通話も格安SIMに乗り換えを決断した。

しばらくはオプションサービス競争が激しくなると予想される今、筆者が選んだ格安SIMは、縛り(途中解約で違約金がかかる契約期間)がいちばん短いところだ。加入に至るまでの経緯やチェックポイントを記してみたい。

契約期間の縛りが短いところを選んでみた

 現在、格安SIMのサービスは需要期の春に向けてサービス充実や値下げ、新オプションが相次いで登場している。まだ2月に入ったばかりなので、これからさらに有利なものが増えてくることも予想される。

 直近の主なものとしては、「OCN モバイル ONE」から大容量のプランが登場し、音声通話定額の適用時間が倍の10分になった。また、「nuroモバイル」が時間制限の高速通信ができる今までにないプランを発表し、「mineo」は都内にアンテナショップを設置した。

 ほかの格安SIMも動きが出そうな空気が漂っている。また、ドコモも月2GBの容量が5分定額の音声プランに対応するなど、3大キャリア側も臨戦体制となっている。

 という前提からして、筆者が選んだのは縛りが6ヵ月と短いOCN モバイル ONE。今加入すると、夏には違約金なしで他所にMNPすることもできる。

 また、違約金も比較的安い8000円となっており、もし、さらに有利なサービスが出揃った後で再度乗り換えたた場合でも有利だ。

量販店経由で252円! 初期コストが安かった

252円(2月1日現在)で手に入る加入パッケージ

252円(2月1日現在)で手に入る加入パッケージ

 乗り換え先がほぼほぼOCN モバイル ONEに決まったところで、いざ加入だ。直接申し込むと3240円かかる新規加入手数料も、家電量販店で売られている加入パックを使うと、特価だったり、ポイントが付いたりしてお得なことが多い。

 OCN モバイル ONEはどうなのだと確認してみると、「ヨドバシ.com」では音声通話タイプの加入パックがわずか252円(2月1日現在)と、非常に安く乗り換えられることがわかった。

 さらに、OCN モバイル ONEは加入月の利用料が無料ということもありがたい。音声通話付きのプランはどうしても高くなるので、最初の月は無料というのは大きい。場合によってはほかのSIMに対して4000~5000円安くなる。

オンラインで申し込んでSIMが届くのを待つ

 加入パッケージを購入といっても、音声通話の場合、申し込みのためのアクティベーションコードが記載している紙だけ渡されるということが多い。

 今回もコードが書いてあるだけなので、説明に従ってMNPの申し込みをした。

 MNPをするにあたっては、移動元の通信事業者からMNP番号を発行してもらう必要がある。今回は元がドコモなので、ドコモのオンライン手続きからMNP番号を発行してもらった。

 ドコモは契約状態によっては電話でオペレーターと話す必要があるが、ほとんどのケースはネットですぐ発行してもらえる。なんとも潔い通信事業者と言えよう。

 OCN モバイル ONEの契約にMNP番号のほかに必要なものは、身分証明書など。これもデジタルカメラで写真を撮って添付すればよく、筆者の場合は免許証の写真を添付して送信した。一応、審査の時間がかかるようで、SIMの発送連絡はその後になった。

 以前であれば、申し込みが完了した時点で回線が切り替わり、SIMが届くまでは電話番号が使えないというタイムラグが発生していたが、今は届いた後にユーザーの手元で切替作業ができるので、移転元の電話番号はまだしばらく使えることになる。

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