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データセンターソリューション事業拡大のため、エンタープライズサービスポートフォリオ強化

レノボがユニアデックスと提携、オンサイトサービス拡充

2017年01月20日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 レノボ・ジャパンは1月19日、データセンター・ソリューション事業本部が展開するエンタープライズビジネスのサービスポートフォリオ拡充を目的とする、ユニアデックスとの業務提携を発表した。ハードウェア設置/ファームウェア適用やOS/ハイパーバイザのインストールといったオンサイトでのサービスを、ユニアデックスの全国サービス網を活用して提供する。

レノボはユニアデックスと提携し、新たなサービスラインアップとして「インプリメンテーション・サービス(オンサイト構築)」を提供する

レノボ・ジャパン データセンターグループ データセンター・ソリューション事業本部 副事業本部長 兼 製品統括本部 統括本部長の橘一徳氏

ユニアデックス エクセレントサービス創生本部 副部門長 プロダクト&サービス部長の関口修氏

 ユニアデックスとの提携で新たに提供を開始するのは、顧客デーセンターでのオンサイト構築を行う「インプリメンテーション・サービス」。あらかじめメニュー化されたサービスから選択するパッケージ・サービスと、顧客ニーズに応じてカスタマイズするフレキシブル・サービスの2種類がある。

 パッケージ・サービスでは、レノボ製のサーバーやストレージ、ネットワーク機器などの設置、ファームウェア更新、動作確認、OS/ハイパーバイザおよび管理ソフトウェア「Lenovo XClarity」の導入といった作業を、ユニアデックスのエンジニアがオンサイトで行う。ユニアデックスでは、全国180のサービス拠点におよそ2400名のエンジニアがおり、24時間365日のサービス体制を敷いている。

インプリメンテーション・サービスは、決められたメニューから選択するパッケージ・サービスと、顧客ニーズに応じてカスタマイズ可能なフレキシブル・サービスがある

 これまでレノボでは、テクノロジー・サービス(保守サポート)や、米沢事業場におけるファクトリー・インテグレーション・サービス(出荷前テスト、インストールなど)、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)など特定製品のオンサイト導入を支援するプロフェッショナル・サービスは提供してきたが、オンサイトで基礎的な「構築」作業を行うサービスは提供していなかった。

 同社データセンター・ソリューション事業本部の橘一徳氏は、従来こうした作業は各販売/SIパートナーが手がけてきたが、競合のサーバーベンダー各社はこうしたサービスを提供しており、パートナーからも構築作業はレノボのサービスとして提供してほしいとのニーズが強かったと説明。今回、インプリメンテーション・サービスを追加したことで「広範なハードウェアとサービスのポートフォリオが整った」と述べた。

 また、同社データセンター・ソリューション事業本部 テクノロジーサービス本部 本部長の山口洋紀氏は、データセンター・ソリューションのビジネスではサービスポートフォリオを充実させることが必須だが、現状は保守中心のポートフォリオとなっており、今年はその充実を図りたいと説明。その第一歩として、ユニアデックスとの提携の下、今回のオンサイト構築サービスを提供開始するとした。

データセンター・ソリューションのビジネスではサービスポートフォリオの充実が求められており、その第一歩として今回のサービスを開始すると説明

 発表会には、ユニアデックスからプロダクト&サービス部長の関口修氏も出席した。関口氏は、ユニアデックスでは2008年からSystem xサーバーに関して当時のIBMと提携し、自衛保守の取り組みを行ってきたことを説明。今回のサービスを提供することで、顧客には「自社リソース軽減」「サポート窓口一本化」「ニーズに応じたサービス選択可能」といったメリットがあると語った。

ハードウェアではなくソリューションから考える2017年

 レノボの橘氏は、今年のデータセンター・ソリューション事業における全体的な戦略も説明した。橘氏は、ITシステムの導入を検討する順序が、従来とは代わっていると語る。

 「以前はハードウェアやOSのレイヤーにバリューがあった。しかし昨今では、顧客は『ITから得られる(得たい)サービスは何か』『自社に必要なITサービスは何か』という方向から考えるようになっている」(橘氏)

 つまり、現在の企業ITではアプリケーションの検討が先にあり、それを実現するためのプラットフォーム検討がそのあとに続くかたちになっている。そして「言わずもがなだが、上のレイヤーのほうが価値が高い」(橘氏)。

 そこでレノボでも、これまでのハードウェアビジネスだけでなく、広い意味でのミドルウェアやアプリケーションのビジネスに、ビジネスの領域を拡大していく方針だという。具体的には、ハードウェアと連携してHCIやSDS(Software-Defined Storage)を実現するミドルウェア、セキュリティ関連のアプリケーションといったものに、今年取り組んで行くと語った。

 加えて、サービスの強化もソリューション提供のうえでは必須であり、それが今回のユニアデックスとの提携につながっていると説明した。

 「顧客から最も信頼いただけるデータセンター・ソリューションのパートナーとなれるように、2017年も地道に、実直に、日本市場での地歩固めを進めていきたい」(橘氏)

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