2016年のモバイル業界は、日本国内でも格安スマホ、SIMフリースマホの勢いがさらに増した。特にSIMフリースマホはフラグシップ級の高性能モデルも多数登場し、ASCII.jpでもキャリアスマホを上回る熱気や注目度だった印象だ。そんな2016年のモバイル関連の話題の中から、1ヵ月ごとに注目ニュースをピックアップしてお届けする。
【1月】
SBが1GBデータ定額を発表も実質的な意味はあまりない?
2016年の学割は通信量プレゼントがトレンドに
1月に話題になったのはキャリアの料金プラン。前年に開催された総務省のタスクフォースに基づく、ライトユーザー向けプランとして、月1GBのデータ定額をまずソフトバンクが発表した。その後にau/ドコモも同様な料金プランを展開したが、基本プランとの組み合わせの問題や毎月の割引がなかったりと制限があるため、実質的にはあまり意味を持たないプラン内容となってしまった。
また、1月と言えば学割。こちらはデータ通信量の増量が2016年のトレンドとなった。しかもソフトバンクが「ギガ学割」として月3GBの増量をリリースした同日、auが月5GBの増量と発表したこともあり、今度はソフトバンクが夜になって月6GBに変更するなど、キャリア間の応酬が行なわれた。
1月のトピック
【2月】
真のVAIO Phoneが発表!
MWC 2016ではGalaxy S7、Xperia X Performanceが登場
2016年初頭はWindows 10 Mobile搭載スマホで大きく盛り上がった。1月はNuAns Neoが発売されたほか、2月は満を持して「VAIO Phone Biz」が登場。Continuumのレビューなども各サイトで多数掲載された。
2月末には例年どおりに「Mobile World Congress 2016」が開催。新ハードではGalaxy S7とXperia Xがなんと言っても注目を集めた。Galaxy S7は防水・防塵対応に加え、カメラの高性能化、microSDの追加、バッテリーの強化など、Galaxy S6の弱点と言える部分をことごとく克服し、非常に高い評価につながった。一方のXperia Xはシリーズ構成を刷新。日本向けにはXperia X Performanceが夏モデルとして投入されている。
2月のトピック
【3月】
4型の「iPhone SE」がついに発表
総務省から端末購入補助の適正化ガイドライン
長らくウワサになっていた、iPhone 5sの後継となる「iPhone SE」がついに3月に発表された。筐体や画面のサイズ、解像度などはiPhone 5sと同じながら、CPUやカメラ、ネットワーク面が刷新。インカメラが1.2メガのままなのがちょっとさみしいものの、コンパクトなiPhoneを求める層には待望の1台となった。
また、総務省の端末購入補助についてのガイドラインが公開されたのもこの3月。実質0円での販売やMNPでの過剰な優遇などが禁止されたわけだが、キャリア側の抜け道探しや、そもそもこのガイドラインがユーザーにとってメリットがあるものなのかと疑問に残ったのも確かだ。
3月のトピック
【4月】
ドコモ、2年契約終了後の解約金が不要に
auとSBは月300円プラスの新プランで実質意味なし
3月に紹介した総務省のガイドラインでも話題になったのが、2年契約の自動更新問題だ。この時期に2年契約完了後に解約金が不要な新プランが各キャリアから発表され、6月から一斉にスタートしている。
しかしauとソフトバンクについては、2年経過後以降、いつ解約しても契約解除料が不要になるためには、そもそも料金が月額300円がプラスされる2年契約に最初から加入しておくことが必要。実質的にはほぼ意味がない内容であり、ユーザーからの反発も見られた。一方のドコモは、2年契約終了後に解約金が不要なコースか、2年契約を更新する代わりに契約年数に合わせたポイントが付与されるコースかが選べるようになっている。