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米国で最も売れたイヤフォンのBluetooth版「Ink’d Wireless」を試す

2016年10月14日 13時00分更新

文● 壽山広子 撮影●円井テトラ 編集●ASCII

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かさばりがちなネックバンド型だが、意外にコンパクトにまとまる

ネックバンド式ならではの余裕ある装着感

 以前使ったワイヤレスのスポーツ用イヤフォンは密着度が高く、長時間使用すると少し耳が痛くなったが、このInk’d Wirelessは長時間使っていても全く疲れず、首に掛けている重さも感じなかった。全体の重さは24gと、ネックバンドタイプのイヤフォンの中では軽い部類に入るだろう。

 付け心地が良いので外出時はもちろん家に帰ってからもそのまま付けていて音楽を聴いていることが多くなった。イヤフォンを使わないときはネックバンド部分を曲げて小さくまとめることも出来る作りだ。

ちょっと乱暴だけど、丸めてポケットに入れられるラフさもいい

 試用期間中、バス移動の旅行をしたが、イヤフォンの遮音性の高さやワイヤレスである点はとても役に立った。周囲の音があまり入らないので移動時のストレスが減ることと、ワイヤレスなので首から下げていたカメラストラップやリュックに絡まないことも嬉しいメリットだった。旅行をする時は、またぜひ持っていきたい!

 コードが短いので使わないときはそのまま首に下げていても意外と邪魔にならないし、丸めてポケットやバッグに入れることもできる。イヤフォンの充電というひと手間はかかるが、元々Micro-USBの充電器やモバイルバッテリーを持ち歩いていたので、個人的にはあまり気にならない。一度充電すれば8時間と十分に使い続けられる点も嬉しい。旅行だけでなく普段の生活でも十分な稼働時間だろう。

 5540円という商品価格はBluetooth対応とバランス良い音質を考えると相応と感じる。けれど、フレキシブルなネックバンド部分はやわらかいプラスチックのような素材で、色もカジュアルなので、高級感はそこまで感じられない。見た目が少しストリート感やユニセックスな雰囲気もある。可愛いらしいコーディネートを好む女性や高級感あるデザインを求める方には好みが分かれるところかもしれない。

 操作時や音楽を聴いていて気になった点は特にないが、その理由は変に目立った機能がないからだと思う。堅実でシンプルな操作性と、軽い付け心地がなによりおすすめのポイントであり、デザインも可愛いので、ぜひ日常的に使いたいと思う機種だ。特に筆者は2色使ってみた内ブルーの発色が鮮やかなところがお気に入り。他にもブラック、レッド、ホワイトと全4色のカラーが揃っている。

 使用感も心地よく、さらに見た目が好みであれば普段使いにおすすめしたい機種だ。

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