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エントリモデルの「E2800」やONTAP CloudのAzure対応も発表

3rd Gen向けオールフラッシュとクラウド対応を強化するネットアップ

2016年10月05日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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10月4日、ネットアップは国内戦略の説明とオールフラッシュアレイに関する説明会を行なった。オールフラッシュ構成が可能なE2800は、3rd Genで重要なデータ解析のプラットフォームに最適な製品。また、All Flash FASの最新動向やONTAP CloudのAzure対応についても説明された。

3rd Genへの移行に対応するポートフォリオと販売体制を確立

 国内戦略について説明したネットアップ 代表取締役社長の岩上純一氏は、「つねに革新的かつ実装性の高い技術技術を持って、お客様の成功を支えるTrusted Advisorになる」という国内でのスローガンが、グローバルでも利用されるようになってきたとアピール。グローバルで「3rd Gen」と呼ばれるデジタルエンタープライズのシフトが急速に進む中、手組みシステムが重視されてきた日本ではその進捗が緩やかであることを説明した。

ネットアップ 代表取締役社長 岩上純一氏

 また、岩上氏はData Fabricのようなデータの可搬性が得られなければ、こうしたデジタルエンタープライズに対応できないと指摘。ネットアップもクラウドイネーブルからクラウドネイティブにポートフォリオをシフトさせ、「今後も一番ボトルネックになるデータの管理にフォーカスしていきたい」と説明し、その基幹製品でもあるオールフラッシュアレイについて注力していくことをアピールした。

 さらに3rd Genに対応した国内組織についてはIoTなどを前提とした3rd Genに向けてハイタッチ営業を再編すると共に、パートナー営業組織の拡充、そして買収したSolidFire専任部門の新設を進めると説明した。

E2800の投入、All Flash FAS、SDS、クラウド対応の最新動向

 続いて登壇したネットアップ 技術本部の神原豊彦氏は9月に発表された「NetApp E2800」やNetApp ONTAP搭載のオールフラッシュアレイである「All Flash FAS(AFF)」の最新動向について説明した。

ネットアップ 技術本部 コンサルティング システムズ エンジニア部 部長 神原豊彦氏

 NetApp E2800は3rd Genのデータ解析に最適なオールフラッシュ&ハイブリッド型のSANストレージ。E2700シリーズの後継にあたるエントリ向け製品で、コントローラーにインテルのXeonプロセッサーを採用。OSとしてオールフラッシュが求める1ミリ秒以内の応答を可能にするSANtricity 11.30 OSを採用するほか、管理ツールの「SANtricity System Manager」を搭載する。また、5TBで1万2000ドルからの「E2800 Express Pack」というオールフラッシュアレイも投入された。

データ解析に最適なオールフラッシュ&ハイブリッド型のSANストレージ「NetApp E2800シリーズ」

 NetApp E2800は3rd Genのデータレイクで用いられるHadoopのほか、CassandraのようなKVS、CouchbaseやMongoDBなどのドキュメント型DBなどで動作を検証しているという。神原氏は、HadoopやCassandraのシステムにおいてHDDを搭載した汎用サーバーを採用すると、ノード数を増やしても待ち時間が発生すると指摘。しかし、汎用サーバーとネットアップのオールフラッシュアレイを組みあわせ、RAID-DDP(Dynamic Disk Pools)を用いることで、性能や信頼性を向上できるという。神原氏は、SplunkやHadoop、No SQLなどの事例を紹介し、コスト削減や性能や信頼性の向上を実現したことをアピールした。

 OSとしてNetApp ONTAP(旧:Data ONTAP)を採用したAll Flash FAS(AFF)についても時間が割かれた。最新版のAFFではクラスター合計で700万IOPSを実現したほか、従来の半分のレイテンシ、2倍のIOPS性能をOracle DBに提供するという。また、SSDのデータにタグを付与するマルチストリーム書き込みに対応したほか、すべてのモデルで15TBのSSDを初めてサポート。さらに40Gbps Ethernetと32Gbps Fibre Channelの接続を業界に先駆けてサポートしたという。「従来のHDDに比べて、容量効率を上回るようになった。第1世代はスピード重視だったが、第2世代は容量も諦めないで済むオールフラッシュが主流になってくる」と神原氏は語る。

15TB SSDを搭載したNetApp FASによりデータセンターの経済性を根本的に刷新する

 また、パブリッククラウド上で動作するSoftware-Defined Storageである「ONTAP Cloud」も、従来のAWSに加え、新たにMicrosoft Azureに対応。Azureのマーケットプレイスから導入できる時間課金のPay as you go型とパートナーからライセンスを持ち込めるサブスクリプション型の2つのライセンス形態が用意されるという。また、汎用サーバー上で動作するNetApp ONTAPである「ONTAP Select」も正式発表され、ハードウェアの選択肢が拡大した。

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