2年に1度のカメラの祭典! Photokina2016レポート 第10回
写真は「リアル」へ回帰するのか? インスタント写真が熱い!!
Leicaの「ゾフォート」に富士の正方形Instax、ポラロイドのデジカメも触ってみた!
2016年09月21日 16時00分更新
Photokina2016が9月20日に開幕したので、ブースで実際に新機種を触ってみたレポートを順次お伝えする。
Photokinaの朝といえばライカ。ライカは20日朝、ライカギャラリーの開幕イベントを開催した。これはいつも1館をまるごと使って、写真家の作品を展示するもので、今年も「Master of Photography」と題して公開された。
イベントでは、まずライカギャラリーの責任者でアートディレクターのカウフマン夫人が作品とカメラマンを紹介。
そのあと、社主のカウフマン氏が登壇し、Photokinaに合わせて発表したインスタントカメラ「Leica SOFORT」を紹介した。
カウフマン氏は「リアルな物体としての写真はとても大切である」とし、インスタントカメラを発売したそうだ。
発表会後、カウフマン氏とカメラマンが先日発表されたインスタントカメラ「ゾフォート」と取り出し、我々の写真を撮りはじめた。ありがたくもライカ社主に撮ってもらったサイン入り写真がコレ(下のカラーのほう)。
チェキフィルムの製造元である富士フイルムも先日、モノクロのチェキフィルムを発表発表したが、ここで初めて実物を見た。カラーより精細感があり、グラデーションもキレイだ。
ライカギャラリーでもゾフォートで撮ったプロの作品が並んでおり、いきおいゾフォートが欲しくなる仕掛けである。
ライカブースへ直行して、ゾフォートにタッチ。白と水色、オレンジの3色があり、作りもなかなかいい。レンズ回りのリングでフォーカスゾーンを指定するようになっている。
背面にはバッテリーのフタと液晶、ボタンが並び、撮影モードの指定ができる。「DESIGNED BY LEICA CAMERA GERMANY」の文字がまぶしい。
instax本家の富士フイルムブースへ
というわけで、本家の富士フイルムブースへ行くと、「チェキ」のコーナーがかなり大きく取られていた。活用事例や「デコレーション」の体験コーナーも盛況なのだ。
そして、富士フイルムはinstaxの新規格を発表。現在のミニ(チェキ=画面サイズ62×46mm)とワイド(62×99mm)に加えて、正方形が出るらしい。「Instax SQUARE」という規格で、画面サイズは62×62mmで、カメラとフィルムともに来春発売である。
ポラロイドのモバイルプリンターも人気
正方形のインスタントフィルムといえばポラロイドなので、そのままブースに行ってみた。
日本でもおなじみのZINKペーパーを使ったモバイルプリンターはこちらでも人気。
前面には「PolaroidSnap」が置いてあったので、触ってみた。こちらはデジカメとプリンターが合体した製品なので、モノクロもセピアも自由にプリントできる。ボディーをもうすこし良くしてくれたらこれも欲しくなるのだが。
というわけで、ゾフォートでモノクロ写真を撮るのか、富士フイルムのSQAREを待つべきか、はたまたポラロイドか?悩みが増えてしまったのであった……。
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