履きやすく、脱ぎやすい絶妙なバランス
ここまでくれば、設定はほぼ終了だ。両足で調整済みのスニーカーを履いて家の中や近所をしばらく歩き回ってみよう。
こと履物に関しては、自宅の中を歩いている時と、近所を歩いている時、数キロ離れた場所まで歩いて行く時では、その履き心地感覚は確実に違うので、この後、何度かのヒモのタイトさ加減を調整して完成するだろう。
最終的に筆者の場合、スニーカーの最上段の穴を捨てたのは正解だった。ヘビーなランニングをするわけでもなく、玄関先での履く時のスピードアップと、横断信号が赤になる少し手前で走って渡れればいいだけなので、スニーカーが脱げてしまって困るということさえなければ、履きやすく、脱ぎやすければ満足なのだ。
実際に歩行者信号の青色が点滅した時に走って渡ってみたが、ズービッツのマグネットはその程度ではビクともしなかった。
ちなみに、ズービットはスニーカーを脱ぐ時は、片方の足でもう片方の踵部分を押さえ、脱ぎたい方の足の踵をグッと引き上げれば、手も使わず簡単に脱ぐことができる。
またレディが品良くお行儀よく脱ぎたければ、屈んで左右の指先で一方のスニーカーのズービッツの左右のピースを摘んで捻じれば簡単に分離させることができる。
引っ張る力なら6kgにも耐えるズービッツMサイズだが、捻る力には極めて従順に従う性格なのだ。
邪道かもしれないが面白い製品
ズービッツは、個性的な結び目やさまざまなスニーカーのヒモにこだわりのある人には敬遠されるかも知れないが、合理的で無駄のないライフスタイルの人には向いた商品かもしれない。
ただ、本来のシンプルなスニーカーに使うべき便利アイテムであり、筆者のようにハイカットスニーカーに流用するのは邪道なのかもしれない。邪道はその分、工夫が必要なので、それはそれで面白いと感じられる人ならグッドな商品だ。
今回の衝動買い
アイテム:ズービッツ(Mサイズ、グレー)
価格:直販サイトにて4104円(送料別)で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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