このページの本文へ

秘密分散技術による中小企業向けの安全/安価なデータ保存、3社とエーティーワークス連携で

IDCF、さくら、ニフティ、3社DCへのデータ分散保存サービス

2016年09月16日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 IDCフロンティア(IDCF)、さくらインターネット、ニフティの3社は9月28日から、「秘密分散技術」を適用して顧客企業のデータを安全に保管する連携サービスの提供を開始する。データ細かく分割して各社クラウドに分散保存することで、攻撃者が一部データを入手しても元データは復元できない仕組み。

「秘密分散技術」を適用した今回のデータ分散保存サービスの概要

 このサービスは、エーティーワークスが提供するデータ保存専用サーバー機器「Store-Box Air」を用いて提供されるもの。顧客企業内に設置されたStore-Box Airは、保存するデータをIDCF、さくら、ニフティの各社が提供するオブジェクトストレージサービス(クラウドストレージ)に分散保存する。

 このとき、保存データには秘密分散技術が適用される。具体的には、保存データ(ファイル)は顧客側のStore-Box Airで自動的に非常に細かく分割され、3社のクラウドに分散保存される。攻撃者が分割後のデータ1つを入手できたとしても、元データは復元できない。一方で、分割データ自体には冗長性を持たせており、分割データが2つそろえば顧客は保存データを復元できる。

 この仕組みによって、業務上の機密データ、顧客情報データ、医療データ、監視カメラ映像など、高い秘匿性が求められるデータを安全に保存できる。また万が一、災害や通信トラブルなどの発生で1社のクラウドにアクセスできなくなった場合でも、残り2社の分割データから元データを復元できるため、DR/BCP対策としても有効だ。なお、災害などで顧客拠点が被害を受けたり、Store-Box Airに障害が発生したりした場合も、Store-Box Airを再設置すればデータは復元できる。

 同サービスの利用料金は、月額2万8000円(税抜)から。各社では、特に高額なストレージ機器を導入/運用することが難しい中小企業における安全なデータ保存に適するとしている。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    トピックス

    “持たない家電”ランキング、もはや定番のアレがやっぱり1位なような

  2. 2位

    トピックス

    思い切った慶應義塾 全教職員にNotion導入で168年分の知的資産をAIに食わせるプロジェクトが始動

  3. 3位

    ビジネス・開発

    こんどは“市区町村の財政状況”が丸わかり デジタル庁「ジャパン・ダッシュボード」に地方財政データ追加

  4. 4位

    トピックス

    リモートワークは福利厚生なの? ITエンジニアが本当に欲しい福利厚生第1位となる

  5. 5位

    ITトピック

    管理職ほど機密情報をAIに入力している実態、なぜ?/27卒学生の就職人気、IT業界トップ企業は/最新インシデントの傾向10パターンまとめ、ほか

  6. 6位

    トピックス

    ほぼスーパーで良くない? コンビニで「思ったより高い」と感じる人76%、実は中高年ほど割高感に悩んでるって知ってた?

  7. 7位

    トピックス

    若い人ほど「しっかり睡眠」、中高年は眠れないのか眠らないのか

  8. 8位

    トピックス

    インバウンドの頑張りランキングベスト3は「大分県」「岐阜県」「佐賀県」 努力が光る結果に

  9. 9位

    トピックス

    【無双状態】2025年、最も雑誌の表紙を飾ったのは「えなこ」! 1万誌を調査して見えた圧倒的カバークイーン

  10. 10位

    ビジネス

    管理職こそ大事にしないとまずくないか? 約4割が「続けたい、と答えない」現実

集計期間:
2026年04月21日~2026年04月27日
  • 角川アスキー総合研究所