8月31日、NTT東日本はフレッツサービスからAWSなどのパブリッククラウドに直接接続が可能になる「クラウドゲートウェイ」シリーズの提供を開始する。
9月1日から開始される「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」は、クラウド上でアプリケーションを簡単・セキュアに利用したい法人ユーザー向けに、インターネットを経由せずにAWSなどにセキュアに接続する機能を提供。アプリケーションサーバーをパッケージ化し、従量課金制にて提供するという。
回線認証機能により、ユーザーが指定したフレッツ光回線からのみクラウド上のアプリケーションサーバーへ通信可能となるためセキュアに接続できるという。また、インターネットVPN利用時に必要となるユーザー拠点のネットワーク機器の設置・運用・保守は不要。IPv6による通信を利用しますが、ネットワークにてIPv6とIPv4の変換を行なうという。対象サービスは「フレッツ 光ネクスト」または「フレッツ 光ライト」の契約(コラボ光含む)。現時点ではAWSのみ対応だが、今後はNTTコミュニケーションズの「Enterprise Cloud」など、他のクラウドサービスにも対応する予定
また、10月11日から提供される「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」は、信頼性の高い閉域ネットワーク経由でクラウドサービスを利用したい法人ユーザー向けに、NTT東日本が提供するフレッツ・VPNサービスからAWSやニフティクラウド等への接続を可能とする定額制のネットワークサービス。AWS Direct Connectやニフティクラウド ダイレクトポートなど、クラウド事業者が提供する接続サービスを利用する場合に必要となる通信回線やラック、機器などをすべてパッケージ化して提供することで、ユーザーの手間を削減し、スピーディな利用開始を実現するという。安価なフレッツ・VPNサービスを利用でき、接続先も複数のクラウドサービスの中から選択できるという。
クラウドゲートウェイ アプリパッケージとクラウドゲートウェイ クロスコネクトは、自社ブランドでのサービス提供を希望するパートナー企業向けにOEMで提供する。