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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第472回

ついに念願適う! 外で出会った子猫たち

2016年08月26日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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遊んでくれた子猫。このあと、いろいろ撫でてふわふわを味あわせていただきました。名前はまだない。「いやあみんな適当な名前で呼んでるけど、いつかどれかに落ち着くんじゃない?」とは猫の世話をしてるおっちゃんの弁。そのアバウトさがたまらん(2016年8月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)

遊んでくれた子猫。このあと、いろいろ撫でてふわふわを味あわせていただきました。名前はまだない。「いやあみんな適当な名前で呼んでるけど、いつかどれかに落ち着くんじゃない?」とは猫の世話をしてるおっちゃんの弁。そのアバウトさがたまらん(2016年8月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)

 普通、春から夏あたりって子猫が多い季節ではあるのだが、運良く子猫と出会えることなんてそうそうなく、いつか外で出会った子猫特集をやろうと思っていたのだが、よい写真がなかなかたまらなかったのである。

 でも今年になっていい子猫に出会えたおかげで、けっこうバリエーションがたまったのだ。

 ここ3年で撮影した、外で出会った子猫の巻、である。

 子猫かどうかって見ればわかるのだけど、写真だと「え、そこまで子猫か?」となっちゃうことも多い。

 だがしかし、大人猫と並んでいれば一目瞭然。

 とある夏のこと、自転車で走ってたら狭い隙間に猫を見つけたので、ちょっと離れた場所に停め、そっと戻ってみたら、なんと2匹。大人猫の方しか気づいてなかったのでびっくりである。

 両方をならべて写すべく、左手前の木と右側の家の壁の間にちょうど2匹がおさまるアングルを探して撮ったのがこちらだ。

 うまく撮れるアングルを探してたので、大人猫は「なにやってんだこいつ」という目をし、子猫はちょっとびっくり顔になってる(まあ、目を見開いた子猫はたいていびっくり顔なんだが)。

 この2匹、一緒にいるけど模様がけっこう違うので親子かどうかわからない。いや、親猫から黒を抜けば子猫と似た感じになるのか。

 模様の遺伝はよくわからないので適当なことは言わないことにして写真をどうぞ。

微妙な距離で並んでいる親子(のようでもあるし、そうでもない気もするし)。同じポーズでこっちを見つめてるのがよいですな。子猫は耳がでかいってのがよくわかる(2014年7月 ニコン D600)

微妙な距離で並んでいる親子(のようでもあるし、そうでもない気もするし)。同じポーズでこっちを見つめてるのがよいですな。子猫は耳がでかいってのがよくわかる(2014年7月 ニコン D600)

 次の子は愛知県のとある神社で出会った猫。

 子猫が1匹だけ大人猫に混じって遊んでたのである。この連載でも一度掲載したことがあるので、その別バージョンのカットということで。この子猫、目元がかわいいのである。少し垂れ気味で。

このハチワレ子猫は元気だった。大人の猫をおいかけて境内を縦横無尽に走り回ってたのである。楽しげでなにより(2014年8月 ニコン D600)

このハチワレ子猫は元気だった。大人の猫をおいかけて境内を縦横無尽に走り回ってたのである。楽しげでなにより(2014年8月 ニコン D600)

 真夏の日没直前の夕刻、木々が鬱そうとしてて蒸し暑い寺社の境内。そこで猫をおどかさないよう這いつくばってりして撮ってたのである。真夏の夕刻にそんな撮り方をしたらどうなるか。

 はい、蚊に狙われます。というわけで、蚊と戦いつつ撮影してたなあという記憶が蘇ってきた、ぼりぼり。

 その翌年、これもまた愛知県で、古い街のすごく狭い路地にふらふらと入ったら、ど真ん中で倒れてる子猫がいる!

はじめて見たときは生きているかどうかわからずドキドキしちゃった子猫。なぜ道路のど真ん中で倒れてたのか不明(2015年5月 オリンパス OM-D E-M1)

はじめて見たときは生きているかどうかわからずドキドキしちゃった子猫。なぜ道路のど真ん中で倒れてたのか不明(2015年5月 オリンパス OM-D E-M1)

 生きているのかすらわからないので気になって近寄ってみる。ぐったりしてるのなら、日陰に連れて行って水でもあげなきゃと。

 でも、ちょっと目やにがひどくて目が開いてるのかどうかよくわからない状態ではあるが、元気にひょこひょこと歩いておりました。

本当に小さい猫である。後ろに見える植木の方へひょこひょこと歩いて行ったのであの辺がねぐらなのかもしれない。無事生き延びていることを祈りつつ(2015年5月 オリンパス OM-D E-M1)

本当に小さい猫である。後ろに見える植木の方へひょこひょこと歩いて行ったのであの辺がねぐらなのかもしれない。無事生き延びていることを祈りつつ(2015年5月 オリンパス OM-D E-M1)

 親猫が見当たらないのだが、人がいるから親猫が近寄れないのだとするとそれは問題なので、子猫が植木鉢の影の目立たない場所へ待避したのを確認して、辞去。

 元気に育ってくれてるといいなあと思いつつ。

 こちらは今年見かけた子猫。

 階段猫特集の時にちょっと掲載したけど、実は2匹いたのである。ちょうど2段に重なってて面白かったので遠くから望遠で狙ってみた。

階段の上子猫。しかも2階建て。上の子の方が元気そうである。このあと見かけてないので元気で育っているといいなあと思っております(2016年6月 ソニー α6300)

階段の上子猫。しかも2階建て。上の子の方が元気そうである。このあと見かけてないので元気で育っているといいなあと思っております(2016年6月 ソニー α6300)

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