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イルカと遊べる第2弾の開催も発表!

TORQUEのタフネスっぷりが存分に発揮された長期ユーザー向けイベントが開催

2016年07月07日 19時30分更新

文● ゆうこば

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 KDDIと京セラは都内会場にて、auの長期契約者かつタフネススマホ「TORQUE」のオーナーを対象とした「au×TORQUEオーナーズイベント」を開催しました。TORQUEの実ユーザーと京セラおよびKDDIの開発者の懇親、TORQUEの魅力に迫るデモや展示が行なわれました。

倍率は約25倍!
タフネスモデルを愛する参加者が集結

「TORQUEはauの製品の中でもお客様の満足度が最も高いもののひとつ」と述べたKDDI コンシューママーケティング本部の渡辺和幸部長

 今回のイベントに参加した41名は、非常に厳しい条件をクリアーしたユーザーで、その条件とは「TORUQUE G01/G02のいずれかを契約中」、「au契約期間が5年1ヵ月(61ヵ月)以上」、「契約者様の年齢が20歳以上」、「応募フォームより情報のご入力、アンケートにご回答いただいた方」というもの。

 そんな条件が課せられ、しかもイベントの告知期間は約1週間程度だったのにも関わらず、約1000名もの応募があったそうで、今回参加したTORQUEオーナーは約25倍の抽選で選ばれた幸運なユーザーだったようです。

 会のはじめに行なわれた自己紹介の時間で、参加者は自分の「TORQUEが好きな理由」を述べます。どうやらカシオ製タフネス端末「G'z One」シリーズから愛用している人や、山や海によく行く人、工事現場などで働いている人など、TORQUEユーザーらしい話題が早くも展開されていました。

「私がTORQUEを選んだ理由」と書かれたプレートに書き込む参加者。やはり「丈夫さ」や「海」「山」などがキーワードとして多かったようです

開会5分後ですでに意気投合する参加者の方々

開発者が直接、参加者のテーブルへ
滅多に見られない断面モデルなども公開

 自己紹介の後は、早速オーナーズイベント特有の開発者と参加者との懇談の時間になりました。今回は「プロダクトデザイナー」、「GUIデザイナー」、「プロジェクトリーダー」、「プロダクトプランナー」、「機構エンジニア」、「電気エンジニア」の6名のTORQUE開発者が参加。1名1テーブル15分ずつ、参加者と交流しました。

 ただ開発者がテーブルをまわっておしゃべりをするわけではありません。開発者の方によっては、記者でもなかなかお目にかかれないTORQUEの断面モデルや、海外端末、Android 6.0を搭載した新色ブルー以外の「TORQUE G02」を持参し、参加者に触ってもらっていました。

切断モデルのTORQUEを撮るのも、ユーザー自身の「TORQUE」

 参加者から開発者へは、「岩場で落としても大丈夫だった」、「逆にキズが雰囲気を出す」などTORQUEを使っていて役に立っていたり、気に入っている点を伝えている人がいました。また「純正のアクセサリーの特定の場所が壊れてしまう」、「ダウンジャケットのポケットには大きすぎる」など、今後につなげてほしい改善点を挙げている人も。

TORQUE開発秘話が語られたトークセッション

 開発者との懇親会の後は、開発者6名中4名と、TORQUEのデザインプロデュースを担当した株式会社Kom&Co.Design代表の小牟田啓博氏、KDDI プロダクト企画部の小菅氏が登壇したトークショーが実施されました。

 はじめに、プロダクトプランナーの京セラ 辻岡氏が同社のタフネス(=高耐久)モデルの歴史とTORQUEのコンセプトを紹介。京セラは2003年からタフネスモデルを米国を中心にカナダ、南米、ヨーロッパなどで展開。2013年に「TORQUE」というブランドを立ち上げました。日本にTORQUEを持ち込む上では、耐久性と実用性を担保したまま、エクストリームスポーツの要素を入れてスタイリッシュさも加えたとのこと。

フィーチャーフォンとスマホで高耐久端末をリリースしていた京セラ。TORQUEの名前は物体の回転力である「トルク」を「レンチでボルトを締めつけるような力強さ」とイメージしたから

 デザインに関しては、京セラ 岡部氏と小牟田氏が開発時の様子を振り返り、小牟田氏は「最初、京セラから見せてもらった端末のデザイン案を見たとき、ダサいと思った」と発言。「頑丈そうだけどセクシーさが足りなかった。すぐにDUCATIの『1199』などを見るように、何なら買った方がいいと伝えた」と述べ、岡部氏はすぐにディーラーへ駆け込んだとのこと。

 また、カラーに関しては開発時は白なども含めた8色ほど候補に挙がっていたが、結局まずは3色リリースし、今年夏にブルーも登場。小牟田氏いわく、とくに難しかったのは「グリーン」だそうで、岡部氏は「Monster Energyのような色をイメージとしてお伝えした」と言い、小牟田氏は「世界で1番丈夫な端末に、世界で1番鮮やかな黄緑を出すのは非常に難しかった」と振り返りました。最後には、小牟田氏が直接工場で調色作業を行ない、なんとか実現できたようです。

京セラの初期(没)デザインでは、ストラップホールや大型のスピーカーを想定していた。カラーバリエーションは現在の4色以外にもさらに4色検討していたようだ

 そのほかにも、グローブのままでも使いやすい「Dura UI」や、おなじみのタフネス性能の紹介もあり、ユーザーはもちろん記者も知らないようなエピソードが次々と公開されました。

Dura UIのコンセプトムービーも公開。製品版のデザインとは異なるが、大きなボタンとタップで操作できる工夫などが施されている

G02で海水にも対応。その際、成分的に「どこの海に対応するか」をまず考えたとのこと。結果的に日本のまわりの海の成分を模した環境でテストを実施

水中では、長波長が減衰してしまうため写真が青っぽくなってしまう。そこで水中補正をしているわけだが、その補正も「水中だとわかる程度」の補正に留めるようバランスをとっているそう

また、歪みも発生するため、魚眼レンズの補正に似たアルゴリズムを使って仕上げている

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