「LINEを始めたいけど、今さら人には聞けないよ……」というアナタ!
SNSの最新情報と若者動向を追い続けるITジャーナリスト 高橋暁子さんが、LINEの上手な使い方を基礎からやさしく伝授します。〈連載目次〉
シンプルで奥深い!? トークを切り上げる方法
リアルタイムでチャットのようにやりとりできて楽しいLINEのトーク。ところが、そのトークを終わらせるタイミングがわからずに困っているという話もよく耳にする。
小学生から10代の若者のなかには、「やめるタイミングがわからずに深夜2時までLINEをしていて寝不足」などと言っている子も少なくない。たとえ大人世代でも、盛り上がっているトークから抜けるタイミングを逸してしまった経験がある人は多いだろう。
今回は、トークからの上手な抜け方をご紹介しよう。
10代は仲間内で終わらせる言葉やスタンプを決めよう
やめられずに困っているのはお互い様であることが多い。そこで、仲間内で終わらせる合図の言葉やスタンプを決めておくと、スムーズに終わらせることができる。たとえば、キャラが寝ているスタンプ、バイバイの格好をしているスタンプなどを送ったら終了などと決めておくといいだろう。
うまく断れる子なら、正直に「勉強するから」「もう寝るね」などと言えばよい。しかしなかなか言いづらいタイプの子なら、「バイトに行くから」「親が怒ってるから」「バッテリーが切れそう」などの口実があると切りやすいだろう。
あなたのお子さんが、うまく抜けられずに困っていたら、そのようにアドバイスしてあげてはいかがだろうか。
大人世代はリアルを言い訳を使って上手に抜けよう
大人世代でも、トークが続いて抜けられないという人はいる。ではどのように抜ければよいのだろうか?
素直に「仕事があるから」「明日早いから」「眠くなったから」などと抜けるのが一番。もしうまく言えない場合は周囲の人間関係を使おう。「子どもが泣いているから」「夫・妻が呼んでいるから」などと家族を言い訳にしたり、「宅急便がきた」「電話がかかってきた」などと言って上手に抜けよう。
グループトークなどで、自分が抜けた後もトークが続いていることがある。そんなときは、自分の時間ができたときに未読のトークを一通り読み、返事が必要なものには後で返信しておくといいだろう。
自分の生活を犠牲にしてまでLINEを使うことは意味がない。ストレスにならないよう上手にLINEと付き合っていこう。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、コンサルタント。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。小学校教員、編集者を経て現在に至る。最新刊『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎エデュケーション新書)の他、『ソーシャルメディアを武器にするための10カ条』(マイナビ新書)、『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』『図解 一目でわかるITプラットフォーム』(日本実業出版社)、『ネット業界 儲けのカラクリ』(中経出版)など著作多数。http://akiakatsuki.com/ Twitterアカウントは@akiakatsuki
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