今回はCVR(Conversion Rate)の改善について紹介します。
インターネット広告を配信している代理店ではCPI・CVR・CTRなどの数字を見ながら、クリエイティブの差し替えやターゲティングを日々、精査しています。D2Cも、アプリマーケティングを中心として多くのクライアントや商材を取り扱っていますが、最近の調査レポートによると、なんと、CVRの向上に「白髪」が強いことが分かりました。
…と言っても、「ゲームキャラクター」の話なのですが…。
シミュレーションゲームアプリのプロモーションでは、バナー広告にキャラクターを用いるのが鉄則です。中でも、恋愛シミュレーションゲームやRPGゲームではさまざまなキャラクターが存在するため、採用するキャラクターによって効果が大きく異なります。
そこで、どのキャラクターを選ぶかが重要となるのですが、ターゲットとなる性別やゲーム性を問わず、白髪キャラを起用したバナーのほうがCVRが高い傾向にある様子です。
なぜ、白髪キャラがCVRを高めるのか?
さまざまなキャラクターが存在するアニメやゲームにおいて、「白髪キャラ」はどの作品でも共通して人気が高いキャラ設定を与えられているようです。
代表的なキャラクターから共通する、白髪キャラクターの傾向は以下の通りです。
- ・性格の傾向としては概ねクール、もしくは陰がある
- ⇒クールな性格でも地味キャラにはない重要な役回り
- 例)綾波レイ『新世紀エヴァンゲリオン』
- ・何か特殊な事情があるキャラ
- ⇒ミステリアス。何かしらの特別な能力がある
- 例)妖狐蔵馬『幽☆遊☆白書』(蔵馬の本来の姿)
ゲームアプリでも同様の傾向はあります。
GCRESTの「夢王国と眠れる100人の王子様」というアプリで人気投票を実施した際、上位20人のうち8人が白髪キャラクターでした。黒髪・茶髪・赤髪などさまざまな特徴のキャラクターが登場する中で、これだけ白髪キャラクターが上位を占めれば「白髪」という共通要素を無視できません。
また、女性キャラクターでも白髪キャラクターは多数存在しており、一定のファンがいることが分かります。
※図参照元:裏次元の一日
もちろん、黒髪にも赤髪にも人気キャラはいますが、なぜ、白髪キャラが広告表現において人々の興味を引くのでしょうか。
調べてみると、「白髪×赤目」「白髪×幼女」など、白髪だけではなく一見して特異な要素などがユーザーの目を引く部分としてあり、CVRの改善に役立っていることも分かりました。
つまり、クール・ミステリアス性を秘めた性格を表す外見的特徴として「白髪キャラ」には一定の人気があります。加えて、一見して他とは異なることが分かる要素として「白髪」が際立って目を引く、ということのようです。
まとめ
CPIが高騰してしまい、どんなクリエイティブを作ったらいいのか分からない!という悩みがある人は、是非一度、クール&ミステリアス性を秘めた「白髪キャラクター」を起用し、A/Bテストをして勝ちバナーを探してみてください。
※今回ご紹介した事例はあくまでも一例であり、効果を保証するものではありません